過去の東京五輪も反対者は多かった、だが開会すると状況が一変した… 元選手が激白、2020年も同じことが起きる!? カルロス矢吹インタビュー

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 1964年に行われた東京五輪は本当に”美しい”大会だったのか? 1月7日に発売された作家のカルロス矢吹氏の著書『アフター1964 東京オリンピック』(サイゾー)は、そんな疑問に端を発した一作。

 1964年の東京五輪に出場した元オリンピアンに直接取材を敢行。膨大な資料と取材に基づいて、知られざる東京オリンピックの裏面史に迫っている。著者であるカルロス矢吹氏に話を聞いてみた。

 

――この本によると、1964年の東京五輪では、マイナーな競技ほどその後は不遇だったりして、競技としての発展が止まっていると書かれていましたね。2020年の東京五輪ではその点はどうなると思いますか?

カルロス:今回取材したほとんどの方が同じことを言っていたんですが、同じ道をたどることになるでしょうね。ハコモノを作るだけ作って、維持できなくなってしまう。長野オリンピックがまさにそうでしたから、次の東京五輪でもそうなるでしょうね。 それでも、「そうならないようにがんばりましょう」って言っておけば、まだ多少はマシになる可能性もあるかもしれないですからね。……でもまあ、まず無理でしょうね。無理だと思います。

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カルロス矢吹

 1964年の東京オリンピックについて当時の新聞を見てみると、開催中は「わっしょい、わっしょい」なんですよ。でも、1960年のローマ大会とか、1964年の1月や2月の時点では、結構みんなブーブー言ってるんですよ。今と全く同じような流れなんです。

 だから、今回も実際に始まったらみんな盛り上がるんだと思いますね。始まる前にはブーブー言っていた人たちでさえ、実際に中継を見て、例えばスポーツクライミングで日本が金メダル獲ったりしたら、「クライミングっていいよね」って急に言い出すとか。

『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』(講談社文芸文庫)には、石原慎太郎三島由紀夫など当時の文化人が東京オリンピックについてどう言っていたかというのが残されているんですけど、みんな開催直前になって手のひらを返すんですよ。あとは、大会が始まってから、「こんなにすばらしいものだとは思わなかった」みたいに書いてあったり。恐らく今回もそうなると思います。

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