リンゴが死にまくっていることが判明! 謎の奇病が蔓延、木が枯れ、黄色くなり… 破滅的天変地異の前触れか!?
「リンゴの突然死は、ミツバチの蜂群崩壊症候群(Honey Bee Colony Collapse disorder)に近い現象といえるでしょう。つまり、たった1つの直接原因ではなく、複雑に絡み合った危険因子によるものという見方です」
だが、リンゴ農家が納得する回答にはならなかった。
■困難を極める原因解明と解決策
現在、「ニューヨーク州立りんご研究開発プログラム(New York State Apple Research and Development Program)」が、コーネル大学とオンタリオ湖フルーツチームの共同研究に資金を提供しているが、研究費としてはまったく足りていない。そのため、大規模なプロジェクトを推進することができず、スポンサー側も科学的データでの実証がない限り、莫大な援助は難しいという。なんとも、はがゆい状況だ。
RADは今、ペンシルベニア州から中央部、さらに北東部から北西部、ついにはカナダの一部へと拡大中だ。ノースカロライナ州にある果樹園では、約80%が壊滅的打撃を受けたと報告されている。
ほとんどの植物が、死ぬ原因は寿命ではなく気象害や病虫害といわれる。しかし、RADが一地方特有のウイルスによるものなのか、他の樹木からのストレスなのか、昆虫が病原体を運んでくるのか皆目見当がつかない。そしてこの間にも、1本、また1本とリンゴ樹は倒れていく。リンゴ農家にとっては死活問題。樹木の再生能力を文字通り、根絶やしにしてしまう威力は疫病そのものだ。
リンゴは、アダムとイブが楽園を追放されたシンボルとされる。「禁断の実」が一斉に朽ち果てるとき、なにが起こるというのだろう。破滅的天変地異など不吉なことの前触れでなければいいが。
参考:「Science Alert」、「Growing Produce」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊リンゴが死にまくっていることが判明! 謎の奇病が蔓延、木が枯れ、黄色くなり… 破滅的天変地異の前触れか!?のページです。果物、佐藤Kay、リンゴ、病原菌、果樹園、RAD、SAD、農作物、不作などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで