今夜は年に1度の「ピンクムーン」満月! 子宮にも影響? ネイティブ・アメリカンが名付け親?
月の引力は潮の満ち引きに影響を与えているが、一説によれば、それが同じように妊娠中の子宮の羊水にも影響を及ぼすともいわれている。具体的には生体リズムの調整に関係しているホルモンであるメラトニンのレベルに作用し、陣痛が起きやすくなるというのである。
医学の世界では月が陣痛を促すという点について懐疑的な見解が多いのだが、実際のデータとして産婦人科は満月の間は慌しくなるといわれている。統計上そうならロイヤルベビーの誕生が予定より早まりピンクムーンの夜になる可能性も高いのではないだろうか。
■ネイティブ・アメリカン流、各満月の名前
このピンクムーンの名付け親はネイティブ・アメリカンの人々であるといわれている。
ネイティブ・アメリカンは1年間の満月にそれぞれ名前をつけている。満月に名前をつけておけば、その1年に何が起こったのかを後から振り返りやすくなるからだ。
ちなみに1月の満月は狼の月(Wolf Moon)、2月は雪の月(Snow Moon)、3月は足のない虫の月(Worm Moon)、そして4月がこのピンクムーンである。
続いて5月の満月は花の月(Flower Moon)、6月が苺の月(Strawberry Moon)、7月が牡鹿の月(Buck Moon)、8月がチョウザメの月(Sturgeon Moon)となる。
さらに9月の満月は収穫の月(Harvest Moon)、10月は狩人の月(Hunter’s Moon)、11月がビーバーの月(Beaver Moon)、12月は冷たい月(Cold Moon)で終わる。
日本では4月19日の午後6時以降からじっくりと見ることができるピンクムーンだが、アメリカで完全な満月として見ごろになるのは朝の7時頃であるという。
一方で中国では午後4時頃、イタリアとスペインなどの西ヨーロッパでは午後1時、東ヨーロッパでは午後2時という“昼の月”が最も丸い状態の満月になるということだ。
金曜の夜という格好のタイミングでお月見ができるこのピンクムーン。ただ慌しい日常のさなかにあって、しばし手を休めて夜空を見上げてみるのもいいのではないだろうか。
参考:「Daily Mail」ほか
文=仲田しんじ
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