覚せい剤中毒者の物件に遭遇!怪文書、有刺鉄線、謎のオブジェ…想像を絶する惨状に不動産執行人が遭遇!
2019.04.22 12:00
この日の執行は債務者と全く連絡が取れないどころか、債務者の行方がわからないという事案。
このような場合でも執行は日程通り滞り無く行われる。
当該物件に目を向けてみる。
日当たりの悪さからくるカビや苔といった湿気被害も気にはなるが、門や境界壁へと幾重にも巻きつけられた有刺鉄線の方が遥かに気にかかる。
このような細工は統合失調症、またはそれに似た症状を抱える債務者に多く見られる兆候。
また、内部はゴミ屋敷化している可能性も高い。
窓枠にも有刺鉄線が張り巡らされていたため、立ち入りには玄関の鍵をピッキング解錠するという方式が選択された。
築年数20年少々ということで、細工の少ない当時のままの玄関鍵が開かれるには、そう時間がかからなかった。
外観から多少の覚悟はあったが、室内のゴミ屋敷化という兆候だけでなく、“異様さ”も点在している。
玄関を入ってからすぐに目につくのは壁の上部を覆うアルミホイル、掲げられた自筆と思われる文書。
文書に目を向けてみると「夢」「夢の中」「異世界」といった単語が繰り返し記されており、中には何やら得体のしれぬ計算式がいくつも解かれている。
「これ、覚せい剤中毒ですね~」
鍵師さんの声に執行人がゾロゾロと1階奥に位置するリビングへと集まると、そこにはいわゆる“炙り”と思われる器具一式があった。
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