覚せい剤中毒者の物件に遭遇!怪文書、有刺鉄線、謎のオブジェ…想像を絶する惨状に不動産執行人が遭遇!
2019.04.22 12:00
アルミホイルへの執着からか、覚せい剤の炙りにもアルミホイルで自作したであろう器具が用いられている。
「みなさんくれぐれも触らないようにしてくださいね」
そもそも執行人は債務者の物品に触れないよう言われているため、この場合の執行官の注意は意味がまた一つ上乗せされたものと考えて良いだろう。
いくつかある窓には一つ一つ厳重にアルミホイルの目張りがなされており、債務者が何らかの侵入という不安と戦っていたことが伺える。
1階の調査を終え、覚せい剤や覚せい剤中毒症状と思われる痕跡以上に我々を驚かすものは、さすがにもう出てこないだろうと、そのままゴミをかき分け2階へと移動する。
するとそこには、我々の思惑をあざ笑うかのような債務者の“作品”があった――。
6畳ほどの洋室改造された元和室、中央には薄い布団が敷いてあるのだが、これを覆うように床から約1メートルを残し、それより上がタコ糸で張り巡らされ立体的な蜘蛛の巣のような巨大オブジェになっているのだ。
「これは凄いっすね。なんだかアート作品みたいな……」
鍵師さんの言う通り、乱雑で荒々しいものではあったが、どこかアート性すら垣間見える“作品”にも見えた。
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