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【大阪梅田飛び降り自殺】目撃者が語った、現場の状況が恐ろしい！「すごい悲鳴が…」女子高生風の女性を救出できなかった理由も

2019.05.07 20:00 編集部

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――ビルから落ちた人間を周りの人間がキャッチして救ったケースやエアマットで対応する映像などもありますが、彼女を救出することは不可能だったのでしょうか。

現場に遭遇した人物「女性の命を守るため、落下した場合を考慮して、キャッチするためのシートなども用意されていましたけど、下は道路で真横に工事現場があり、かつその上には歩道橋もあるなど、自殺を防ぐには難しい環境にありました」

現場に遭遇した人物「落ちた瞬間に周りからものすごい悲鳴が聞こえましたよ。僕はそれで気分が悪くなり帰りました。その後、このときの様子が動画とかツイッターで上がってたと聞きましたが、現場にいた人間としては見たくはないですね。ちなみに、このビルで飛び降りを目撃したのは2回目です。結構飛び降りあるんとちゃいますか」

【大阪梅田飛び降り自殺】目撃者が語った、現場の状況が恐ろしい！「すごい悲鳴が…」女子高生風の女性を救出できなかった理由もの画像2 — 画像はグーグルマップ。自殺現場付近。当日も工事中だったようだ

　SNSでは彼女の自殺理由が「アイドルのライブの抽選が外れたからでは」など、真偽不明の情報が出回るほか、自殺の瞬間の動画も拡散されている。かつてならば、現場にいた人物だけが知り得た少女の飛び降り自殺が、今ではSNSによってあっという間に動画や画像で拡散され、誰もが彼女の最期を目にし、その死について語れるようになってしまったのだ。

　1994年、スーダンの飢餓を訴えるものとしてハゲワシが餓死寸前の少女を狙っている『ハゲワシと少女』という写真でピューリッツァー賞を受賞した写真家のケヴィン・カーターは、「なぜ少女を助けなかったのか」と問われ、「報道か人命か」の論争に発展。後にカーターはかねてより患っていた欝などもあって自殺しているが、誰もがジャーナリストになりえる現代において、「人命か報道か」が喫緊の課題であるのは明白だ。

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　ちなみに、記録に残っている中で、日本初の飛び降り自殺は5月9日に銀座の松屋で起きているそうだ。2002年の5月5日には『ウルトラマン』シリーズ等の特撮もので活動した俳優・塩谷庄吾が渋谷区・道玄坂のビルから飛び降り自殺し、女優の可愛かずみも5月9日に飛び降り自殺をしていることから、5月は人を飛び降り自殺に向かわせやすい時期なのかもしれない。今年は10連休だったがゆえに史上最大級の「5月病」が我々を襲うという話もあるので、なるべく気負わず、楽しく、適当な気持ちを忘れずに生きていこう。