やっぱりアレクサはすべての会話を聞いて録音→Amazon従業員が聞いてタグ付けしていたと発覚! 広報担当者の“言い訳”がヤバイ!

 これらの事実は、家庭におけるAIスマートアシスタントの将来、アマゾンのようなハイテク企業による個人情報の収集、その使用方法、そして犯罪行為の情報を得た場合になすべきことについての倫理的問題を投げかける。

 そしてアマゾンだけではなく、アップルとグーグルも、Siriとグーグルアシスタントからの録音を収集して、データに使用するという同じことを行っていると考えられているのだ。

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「Daily Mail」の記事より

■「よりよいサービスのために録音サンプルを集めている」

 アレクサ購買時に受け取る長い規約には、乱れた単語を解読する時、または製品向上に必要と思われる録音を見つけた場合には、ファイルを共有することがあると書かれている。しかし長々しい規約の中には、顧客の録音内容を統括している人々については、何も明確に言及していない。

 アマゾンの広報担当者は英「Daily Mai」紙からの取材に対し「我々は、顧客へより良い製品を届けるために、アレクサから非常にわずかな数のサンプルを集めています」と述べている。そしてこれらの情報は、アレクサの音声認識と自然言語理解システムを向上に役立ち、それによってアレクサは使用者からの要求をさらによく理解し、より良い機能に貢献するとも述べている。

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「Bloomberg」の記事より

 また、録音分析スタッフが苦痛に感じる録音を聞いた時には、ストレス軽減のために社内内部のチャットルームで、それらの録音を共有することはあるかもしれないと述べる。そして「社員が何か困惑するような内容の録音を聞いた時の、社内対応プロセスは確立出来ている」と答えた。

 しかし前出のルーマニアで働く2人のスタッフは、そのような場合の対処法を要求した時、「(録音内容に)干渉するのはアマゾンの仕事ではない」と告げられたという。

 英「Daily Mail」紙もアマゾン社に、問題があると思われる録音内容をスタッフが耳にした時の社内プロセスについて、詳しい説明を求めたが返答がなかった。

 そして、これらのスマートスピーカーの問題は、私的な会話が洩れることや犯罪を耳にした場合の倫理的問題だけではない。これらのスマートスピーカーは、ユーザーへのターゲット広告のための情報収集目的で、ユーザーの会話を盗み聞きする懸念があるというのだ。

 スマートスピーカーに関連するプライバシーの問題を調査している米ミシガン大学のフロリアン・シャウブ教授は、「私たちはこれらの機械が、ただ魔法のように学習をしていると考えていると思います。しかし、実際には人間による手作業の処理があるのです」と述べている。

 そして、これがプライバシーの問題かどうかは、アマゾンや他の企業がどのような種類の情報に、手動でタグ付けをしているか、そしてその情報を他人にどのように提示するかにかかっているのだと説明した。

参考:「Daily Mail」、「Bloomberg」、「Romania-Insider.com」ほか

文=三橋ココ

編集部

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