「レズビアンたるもの、相手にペニスあっても女だと思ってヤレ」世界で広がる狂ったLGBT議論を東大教授が斬る!#木綿の天井
Lといえば、指導的なフェミニストの多くがLだったわけですが、実は、彼女らのトランスジェンダーへの態度は2種類に分かれます。もちろんたった2つに単純化はできませんが、理論的に一貫した代表的立場は次の2つです。
一つは、同じマイノリティの立場から、MtFを当事者の性自認どおり「女性」と認め、連帯しようとする人々。進歩派、トランスフェミニストなど、呼ばれ方はいろいろです。日本のジェンダー研究の拠点であるお茶の水女子大学は、この道を選びましたね。
もう一つは、「純粋な女」「生まれながらの女」の権利運動としてフェミニズムをとらえ、トランス女性という「ニセモノの女性」によって「これまでの成果」が台無しにされかねない、と危惧を抱く人々。TERF(trans-exclusionary radical feminist トランス排除的過激派フェミニスト)と烙印を押される人々です。
で、MtFはこう言っているのです。「TERFらよ、あんたらはどうしようもない。そのうち退治してやるから待ってなさい。さてそれでは残りの、私たちと連帯してくれる進歩派Lの方々。仲良くセックスしましょうね!」
ところが、連帯しているはずの進歩派Lたちが、こちらにペニスが付いていると知るやイチャイチャしてくれなくなったりする。「ひどいじゃない! 同じ女だって言ってたのに。口だけだったの? ああ、こんなことなら、正直なだけTERFの方がまだマシだわ! よっしゃ、私らの目標は、シス女性※の下着を脱がすことだ!」
※身体的にも性自認も女性=“普通”の女性。
これが「木綿の天井」というスローガンが生まれた経緯です。
対するL陣営はとりあえず反発しました。「調子に乗るな! 誰とセックスするかなんて指図される筋合いはない! 木綿を破るだなんて、レイプする気?」
この対立、最近はやや仲直りの兆しが見えるようではあります。MtFは「性暴力を連想させるメタファーはまずかった」と少し反省し、Lの側からも「反省」してMtFとセックスし始める人も増えてきたようで[3]。……後者は「単にバイだっただけでは?」「異性愛に目覚めただけでは?」と私などは思いますが、当人らは「ノンオペMtFを完璧に〈女として〉受け入れる境地まで高まった自分エライ」とご満悦のようです。
[3] https://queerfeminism.com/2012/03/27/the-cotton-ceiling-is-real-and-its-time-for-all-queer-and-trans-people-to-fight-back/
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2024.10.02 20:00心霊「レズビアンたるもの、相手にペニスあっても女だと思ってヤレ」世界で広がる狂ったLGBT議論を東大教授が斬る!#木綿の天井のページです。ゲイ、LGBT、レズビアン、トランスジェンダー、超スカトロジスト時評、MTF、FTM、木綿の天井などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで