「同性婚訴訟」の誤った論点を東大教授が指摘!
「同性婚訴訟」の誤った論点 ― 日本の結婚制度がそもそもクソすぎることに気づけ (東大教授寄稿)
ハイパースカトロジスト(超糞便愛好者)としても知られる稀代の哲学者・三浦俊彦(東京大学教授)が、世の中の“ウンコな正論”を哲学的直観で分析する【超スカトロジスト時評】――

「同性婚を認めないのは違憲」とする一斉訴訟が始まりましたね、バレンタインデーに。さあどうなるでしょう。日本の世論も、同性婚賛成が反対を大きく上回っているようですが。
私自身の考えはですね――「同性カップルも異性カップルと同じ権利を認められるのは当然じゃないか」。とりあえず世論の多数派と同じです(近親婚や重婚も認めてあげようよ、と私は思ってますが、話が複雑になるので今回は同性婚に絞りますね)。
「事実婚」であれば、同性カップルが日本でも認められる傾向にありますね。パートナーシップ証明書などなくてもです。異性カップルの事実婚も増えていると聞きました。
届出婚(法律婚)と事実婚って、権利義務にどれほど違いがあるんでしょうか。それがどうも、あまり違わないらしいんですよ。とくに子どもがいない場合(同性婚の多くが該当するでしょうが)、事実婚と届出婚ってほとんど同じじゃん、って感じです。どのくらい似てるかというと――。

まず、事実婚にも貞操義務があります。「よそに恋人ができた」なんてとき、相手が被害を主張すれば、慰謝料あるいは損害賠償が発生するのですよ。異性カップルだけでなく、同性カップルでも同じ。女性カップルの一方に彼氏ができてしまい、「不倫だ」とパートナーに訴えられて、何百万円もの慰謝料を命じられた判例が日本にもあります。
あと、生活扶助義務も、婚姻費用分担義務も届出婚と同じ。別れたときの財産分与も同じ。遺族補償や遺族補償年金の受給権も同じ。厚生年金など社会保障関係の権利も、賃貸借の継承も同じ。もうほとんど届出婚といっしょなんですよ。びっくりですか?
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