北方領土返還要求は“慰安婦問題でウダウダ言う韓国”と同じ醜態! 日本に返還を要求する権利は1%もないと知れ!(東大教授寄稿)
ハイパースカトロジスト(超糞便愛好者)としても知られる稀代の哲学者・三浦俊彦(東京大学教授)が、世の中の“ウンコな正論”を哲学的直観で分析する【超スカトロジスト時評】――
北方領土返還要求全国大会。やってましたね、2月7日。今年も東京で。
昨年との違いは――、「不法に占拠され」という文言がアピール文から消えたそうで。あと、「北方四島の早期返還の実現を」が「北方領土問題の解決を」に変わり、「返せ! 北方領土」は「日露平和条約の早期締結を!!」になったとか。
全体にマイルドになったわけですね。安倍とプーチンが平和条約交渉中だから、ロシアを刺激しないよう、やむなく自重したのだ。そう思ってる人が多いようですが。
というか、少し目が覚めただけでしょうね。平和条約気運で、参加者の中に歴史を勉強し直した人が増えたんでしょう。もともと、あれ、恥ずかしいことだったんですよ。
何がって、ほら、慰安婦や徴用工について韓国が何度も話を蒸し返すじゃないですか。あれと同じことを日本がずっとやってきてるからですよ! 一度合意して決めたことを、後から「やっぱりヤダ、やっぱりヤダ」って。「不法に占拠」なんて言わなくなっただけマシですが、いまだに返せ返せって、あれ、ほんとみっともないことなんです。
日本が樺太の南半分を領有していたとき、ソ連は「返せ」と言いましたか? 言いませんよ。日露戦争の結果を尊重していたからです。
ロシア外務省は、「第二次大戦の結果を認めろ。話はそれからだ」と繰り返してますね。当然でしょう。覚悟の大戦争で完敗したからには、結果を潔く受け入れてください。負けても五体満足なんて、そんないい加減な戦争をした覚えはないはずですよ、我が国は。
え? 日ソ中立条約? 日本が降伏する直前に火事場泥棒しやがった? ←意味わかって言ってますか? あのへんの歴史、学校で習いましたよね?
まず、ソ連が独断で中立条約を破ったわけではない。アメリカとイギリスに頼まれたからです。「対日戦に参加したら千島列島くれてやるよ」とスターリンに持ち掛けたのはルーズベルト大統領でした。1945年2月、ヤルタ会談でスターリンは「ナチスを片付けたら3ヶ月後にやるわ」と約束。日ソ中立条約については、米英は「2国間条約より国連憲章が優先するから心配なし!」と太鼓判を押しました。で、ドイツ降伏のピッタリ3ヶ月後、ソ連軍は満州に侵攻。あれはソ連の裏切りではなく、連合国の合意事項だったんですよ。
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2024.10.02 20:00心霊北方領土返還要求は“慰安婦問題でウダウダ言う韓国”と同じ醜態! 日本に返還を要求する権利は1%もないと知れ!(東大教授寄稿)のページです。ロシア、慰安婦、第二次世界大戦、北方領土、超スカトロジスト時評、千島列島、クリル諸島、徴用工、サンフランシスコ平和条約などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで