「イスラム国」が再組織化、近々完全復活で作戦実行か!? 米が致命的ミス連発で最悪のシナリオ… 調査で判明!

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画像は「Daily Mail」より引用

「イスラム国」が復活の兆しを見せていることが、米・シンクタンク「Institute for the Study of War」の研究で分かった。

・「ISIS’S SECOND COMEBACK: ASSESSING THE NEXT ISIS INSURGENCY」(Institute for the Study of War)

 先月、同シンクタンクは、「ISIS’S SECOND COMEBACK: ASSESSING THE NEXT ISIS INSURGENCY」と題された「イスラム国」の評価レポートを発表した。それによると、ISISはまだ敗北しておらず、ただモスル、ラッカといった拠点から兵士とその家族を一時撤退させたに過ぎないという。現在、ISIS兵士はイラクやシリア国内に散らばり、潜在的な脅威になっているとのことだ。

 さらに、ISISは世界的な金融ネットワークを維持しており、先頭に必要な武器などを購入し、軍を再編するだけの財力があるという。

 それに加え、現在も生死不明のISIS指導者アブー・バクル・アル=バグダーディは、2018年6月にイラクとシリアにおいてこれまでにない大規模作戦を展開すると宣言しており、その計画が水面下で進められているというのだ。

 こうした危機的状況を招いたのは、なによりもアメリカ政府の失策にあると同レポートは非難している。

「オバマ大統領が開始し、トランプ大統領が継続している、ゆっくりとしたISIS領土の縮小と戦力の縮減が、彼らに次の段階の戦争を準備させるだけの十分な時間を与えてしまった」

 そして、ISISがここで息を吹き返し、イラクやシリア領内の拠点を奪還することでもあったら、世界中のISISシンパを勢いづかせることになり、ISISが掲げるカリフ制再興の物語が正当性を持つようになるかもしれないという。

 その動きは徐々に顕在化しているというから恐ろしい。ISISは反ISIS勢力に協力した村の指導者や民間人を組織的に消しているというのだ。これは敵対勢力を弱体化させることとともに、政府への不信を民衆に根付かせるための作戦だという。

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アブー・バクル・アル=バグダーディ。画像は「Daily Mail」より引用

 着々と体勢を立て直しているISISに対抗できるのは、やはりアメリカを置いて他にないようだ。このタイミングでのシリアからの米軍撤退は“致命的ミス”であり、ISISの復活を妨げるためには、いま叩いておく必要があると同レポートは強調している。

 以前トカナでも報じたように、昨年3月に国連が発表した報告書では、イラクとシリアにはまだ3万人余りのISIS兵士が潜伏していることが明らかになっている。決してISISとの闘いは終わっていないのだ。今後の動向に一層注目していきたい。

参考:「Institute for the Study of War」、ほか

編集部

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