「宇宙人からのコンタクトに我々はどう応じるべき?」史上最大のアンケート調査開始! 科学者ガチ議論… ガイドライン制定へ!

 地球外生命、さらに地球外知的生命の探査は我々人類に与えられたメインテーマのひとつだが、その悲願はいまだ成就する気配を見せない。だがついにその日が訪れた時、あるいは彼らの方から我々に接触してきた時、我々は人類全体としてどのように彼らに接し、また我々の間でどうやって情報をシェアしていけばよいのだろうか。この件について現在、科学者たちが一般の人々に対して幅広く意見を募っている。

■“その時”にどうすべきか、広くアンケート調査を実施

 エイリアンが確実に存在する証拠をつかんだ時、あるいはエイリアンと直接接触した時、決して少なくない人々は、その事実をそのままストレートに世に公表してよいのかどうか戸惑うだろう。そして実際のところ我々は“その時”に対処するための具体的なプランを何も準備していないのだ。

 この現状を嘆いているのがイギリスの地球外知的生命研究ネットワーク「UKSRN(U.K. SETI Research Network)」の科学者たちだ。UKSRNの科学者たちは地球外生命体と接触した時のためにガイドラインを設けるべきであるとして、広く一般の人々の考えを知るべく調査に乗り出すことを先ごろアナウンスしている。

 英紙「The Guardian」によると、UKSRNは先の7月1日に催された王立協会の夏の科学エキシビジョンにおいて、地球外知的生命体に関するこれまでに最大の調査を実施することを公表した。

「宇宙人からのコンタクトに我々はどう応じるべき?」史上最大のアンケート調査開始! 科学者ガチ議論… ガイドライン制定へ!の画像1
「The Guardian」の記事より

 オンラインでの調査では、たとえば下記のような質問が3択形式で出題されている。

●もし我々が地球外知的生命体からのシグナルを受け取った時、あなたはどうする?

1. あまり真剣には受け止めない。
2. ニュースでの知識人のコメントに従う。
3. SNSで話し合う。

●地球外知的生命体からのシグナルを先にもらっていなくとも、我々はエイリアンに対してメッセージを発信すべきである。

1. それには賛成できない。エイリアンに向けてメッセージを送ることを禁じなければならない。
2. メッセージを送ることができる条件とメッセージの内容についての法律を設けなければならない。
3. 誰もが自由に宇宙へ向けてメッセージが送れなければならない。

 はたして、こうした質問に対する”正解”が必要とされる日が近いということなのだろうか。

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「The Guardian」の記事より

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