「宇宙人からのコンタクトに我々はどう応じるべき?」史上最大のアンケート調査開始! 科学者ガチ議論… ガイドライン制定へ!

■「科学的な考察というよりもむしろ政治的な判断」

 地球外知的生命体を探し、また彼らが発するメッセージを受け止めようという試みはこれまでにも数多く行われている。

 たとえば、米カリフォルニア大学バークレー校の「SETI Research Center」にある「ブレイクスルー・リッスン(Beakthrough Listen)」のチームは先日、地球外知的生命体探査についての最新の研究を発表し、100万ギガバイトのデータを公開している。

 研究者たちは、1,327個の天体によって放射された電波波長と光波長の両方で異常な現象を“しらみつぶし”に調べあげた。しかし残念ながらその念入りな調査からは何一つとして地球外生命体の痕跡を発見することはできなかったのだ。

 一方、今月で創設50周年を迎えた国際的なUFO研究互助組織「MUFON」でもまたUFOとエイリアンについて有志による精力的な調査研究が行われているが、“我々は宇宙で独りぼっちではない”という決定的な証拠をつかむにはまだ至っていないと言わざるを得ない。

 2017年末にはペンタゴン(米国防総省)が事実上、UFOの存在を認め、つい最近までペンタゴン内に極秘のUFO研究組織が存在していたことが明らかになっている。リポートには海軍パイロットからのものをはじめいくつものUFO目撃情報が記載されていたのだ。そして米海軍機によって撮影された“本物のUFO”の映像も公開された。

「私たちが地球外的生命体からのシグナルを検出したことが一度もないという事実は、決して何も起こらないという意味を示しているではありません」と英・セントアンドリュース大学の天体物理学者、マーチン・ドミニク氏は科学系メディア「Live Science」の質問に答えている。ドミニク氏はUKSRNのメンバーでもある。

「SNSやフェイクニュースが広まったことを受けて、SETIコミュニティは現在この問題について包括的に再考しています。より広く一般の人々に影響が及ぶ場合(エイリアンに対して)どうすべきかについての決定は、科学的な考察というよりもむしろ政治的な判断になります」(マーチン・ドミニク氏)

「宇宙人からのコンタクトに我々はどう応じるべき?」史上最大のアンケート調査開始! 科学者ガチ議論… ガイドライン制定へ!の画像3
「Live Science」の記事より

 では今回の大規模アンケート調査から研究者は何を学んだのだろうか。

「現時点では調査データを公開することは控えます。まだ回答していない人たちも多く、今のところ意見には明らかな偏りがあるからです」(マーチン・ドミニク氏)

 はたして我々はエイリアンからのメッセージを受け取った時にどのように振る舞えばよいのか。「A Message From Afar」と題されたオンラインアンケートサイトは英文ではあるが、興味のある向きは回答してみてはいかがだろうか。

参考:「The Guardian」、「Live Science」、ほか

文=仲田しんじ

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