米軍によるUFO研究の歴史! 「プロジェクト・ブルーブック」やその前身「サイン」について解説、UFO研究は死んでいない!

 ここ最近、米軍のUFO研究がたびたび話題になっている。米軍が長年UFO研究に取り組んでいたことは知られているが、今回はその歴史について簡単に振り返ってみよう。

米軍によるUFO研究の歴史! 「プロジェクト・ブルーブック」やその前身「サイン」について解説、UFO研究は死んでいない!の画像1
画像は「Getty Images」より引用

■相次いだUFO目撃事件

 1940年代、米国ではUFOの目撃事件が多発していた。その中でも特に有名なのは、1947年6月24日、ケネス・アーノルドが米ワシントン州レーニア山付近で高速移動する9個の物体を目撃した事件だ。またその翌年1月8日には米空軍機がUFOを追跡、墜落した「マンテル大尉事件」が起きている。

 時はソ連との冷戦まっただ中。米空軍はこれらがソ連の秘密兵器である可能性を考え、UFO調査計画「プロジェクト・サイン」を立ち上げた。このプロジェクトでは多数のUFO目撃談が集められたが、チームの中では自然現象だとする説と地球外起源説の2つが唱えられ、後者が報告書に採用された。しかし、この報告書は「根拠に乏しい」として却下され、プロジェクト自体も1949年末には打ち切られてしまった。

■プロジェクト・ブルーブック

 1951年、ニュージャージー州フォートマンモス上空で米空軍パイロットが巨大な円盤型UFOに遭遇、レーダーにも捉えられるという事件が起きた。また、同年にはテキサス州ラボックで、大学教授らが青緑色に光るたくさんの光体が高速で飛んでいく光景を目撃している。このような事件が相次いで報じられると、市民の間でもUFOへの注目度が高まっていた。

 そこで空軍はすでに解散していたプロジェクト・サインを基にして、新たなUFO研究計画「プロジェクト・ブルーブック」を立ち上げた。1952〜69年にかけて1万2千件以上もの目撃証言が集められ、分析にかけられた。

 このプロジェクトには天文学者のアラン・ハイネック氏をはじめとして多くの専門家が集結し、UFOの地球外起源説が真剣に検討されていた。世間のUFO熱が高まる中、同プロジェクトにも期待が集まっていたが、最終的に「過去のUFO研究から科学的知見は得られず、これ以上研究を続けてもおそらく科学的な貢献はない」という内容の報告書が提出され、1969年にプロジェクト・ブルーブックは閉鎖された。

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アラン・ハイネック氏。画像は「Mirror」より引用

 これ以降、米空軍は公式にUFO調査を行っていない。しかし、この数年、米軍が撮影したUFO映像や資料がいくつも公開されているのはご存知の通りだ。プロジェクト・ブルーブックの痛手を乗り越えて、米政府や米軍は再び正式なUFO研究に乗り出したのである。この先、一体何が明らかにされるのか? UFOマニアならずとも気になるところである。

参考:「Mirror」、「Wikipedia」、ほか

編集部

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