【未解決事件】カアイソウ、トミダノ股割レ…怪文書を徹底再解読! 加茂前ゆきちゃん失踪事件の謎を探る!

【1枚目】

ミゆキサンにツイテ
ミユキ カアイソウ カアイソウ
おっカアモカアイソウ お父もカアイソウ
コンナコとヲシタノハ トミダノ股割レ トオモイマス

股ワレハ 富田デ生レテ 学こうヲデテ シュンガノオモテノハンタイノ、パーラポウ ニツトめた
イつノ日か世帯ヲ持チ、ナンネンカシテ 裏口ニ立ツヨウニナッタ
イま(ゑ)ハー ケータショーノチカクデ 四ツアシヲアヤツツテイル

ツギニ
スズカケのケヲ蹴落シテ、荷の向側のトコロ
アヤメ一ッパイノ部ヤデ コーヒーヲ飲ミナガラ、ユキチヲニギラセタ、ニギッタノハ アサヤントオもう。
ヒル間カラ テルホニハイッテ 股を大きくワッテ 家ノ裏口ヲ忘レテ シガミツイタ。
感激ノアマリアサヤンノイフトオリニ動イ

みゆき(※加茂前ゆき)さんについて

みゆき(※ゆきさんは)、可哀想、可哀想。おっ母も可哀想、お父も可哀想。こんなことをしたのは 富田(出身の)の股割れ(※ヤリマン女)と思います。

股割れ(※そのヤリマン女)は、富田で生まれて、学校を出て、春画(ないし、「春華」。※前者であればアダルト産業・コンテンツの比喩として考えられ、後者であるとすれば、同エリアに存在していたという「春華堂」という菓子店を意味している可能性がある)の表の反対(側)のパーラー某(という店。※パチンコ店ないし、フルーツパーラーか。だとすれば、「某パーラー」の意味である可能性がある)に勤めた。(その後、)いつの日か世帯を持ち、何年かして、(男を求めて、家の)裏口に立つようになった(人物である)。今は「ケータショー」(※「警察署」のことか。なお、「ケータ」を「北」を意味する訛りを文章化したものであれば「北署」、すなわち、この事件を捜査していた四日市北署を意味している可能性もある)の近くで四つ足(※獣のような畜生稼業をやっている者)を操っている(立場であるようだ)。

次に、(「股割れ」こと、そのヤリマン女は)鈴鹿家(?)の家を蹴落として(※「スズカケの「ケ」を蹴落として」という、ある種の謎解き的な表現である考えれば、「ケ」を抜き、「スズカ」となる)、荷(※「荷物」ないし、それを扱う「運送会社」のことか)の向側のところ、菖蒲いっぱいの部屋で、コーヒーを飲みながら、諭吉を握らせた。握ったのは「アサやん」(という男である)と思う。(つまり、「股割れ」こと、そのヤリマン女は、男に金を払ってまで抱かれることを求める女なのだ)

(「股割れ」こと、そのヤリマン女と「アサやん」は)昼間からテルホ(※ホテル)に入って、股を大きく割って、家の裏口を忘れて、しがみついた(※セックスをした)。もう股割れは人を超えて、一匹の雌になっていた。(こうした情事で得た)感激(※快楽)のあまり、(以後、「股割れ」こと、そのヤリマン女は)「アサやん」の言う通りに動いた。(まずこれが、この事件の背景に存在している)

<筆者考察>

 まず1枚目に記されているのは、この失踪事件が「富田の股割れ」と呼ばれる人物によって引き起こされたことを、ゆきさんの両親に向けて知らせるものとなっている。ご一読頂ければおわかりかと思うが、その大半は、「富田の股割れ」なる人物が一体どのような素性の人間であるかを説明するものとなっており、所々、文意不明な文言や、判別が難しい箇所が散見される。全体的な記述から推察して、この「富田の股割れ」は女性であると考えて間違いないだろう。

 また、この事件について考察する人々の中には、「富田の股割れ」について、売春婦のような仕事をしている人間であると見る向きもある。しかし、情事の相手である「アサやん」と呼ばれる男性(と思しき人物)に対して、「コーヒーを飲みながら、諭吉を握らせた」という点や、その情事によって、本格的に肉欲へと目覚めたことを示唆する記述から、売春を生業とする女性とは考えにくい。そのため、いわゆる「ヤリマン人妻」の類であったことが推測される。

 彼女は平凡な家庭生活に飽きたのか、結婚後、しばらくして夫以外の男を物色するようになり、その結果、知り合った「アサやん」という男性に、自ら金を払ってまで抱かれ、そこで今まで味わったことのないような快楽を得た。それ以降、この「アサやん」に命じられるがままに動く性奴隷となった、と解釈するのが妥当ではないだろうか。

 詳しくは次の2枚目の部分で触れるが、この解釈が正しいとすれば、少なくともこの手紙を書いた人物は、「富田の股割れ」である不倫妻を性奴隷として支配することとなった「アサやん」なる人物によって事件が引き起こされた、と考えているようである。

【2枚目】

タ。ソレガ大きな事件トハシラズニ又カムチャッカノハクセツノ冷タサモシラズニ、ケッカハ ミユキヲハッカンジゴクニオトシタノデアル
モウ春、三回迎エタコトニナル
サカイノ クスリヤの居たトコロデハナイカ トオモウ

ダッタン海キョウヲ、テフがコエタ、コンナ 平和希求トハチガウ
ミユキノハハガカ弱イハネヲバタバタ ヒラヒラ サシテ ワガ子ヲサガシテ、
広いダッタンノ海ヲワタッテイルノデアル

股割レハ平気ナソブリ
時ニハ駅のタテカンバンニ眼ヲナガス コトモアル、
一片の良心ガアル、罪悪ヲカンズルニヂカイナイ
ソレヲ忘レタイタメニ股を割ってクレルオスヲ探しツヅケルマイニチ

それ(※加茂前ゆきちゃんの誘拐)が、大きな事件とは知らずに、また、カムチャッカの白雪の冷たさとは知らずに、結果は、みゆきを白寒地獄に落としたのである。

もう春(を)、三回迎えたことになる。堺(「酒井」?ないし、「坂井」とも)の薬屋のいたところではないかと思う。韃靼海峡を蝶が超えた。こんな(ことは)平和希求とは違う(行為である)。

みゆきの母が、か弱い羽をバタバタ、ヒラヒラさして、我が子を探して、広い韃靼の海を渡っているのである。

(そうした親族の心配をよそに)股割れは平気な素振り。(とはいえ)時には駅の看板に眼を流すこともある。(こんな人間であっても)一片の良心がある(から)、罪悪(感)を感ずるに違いない。(しかし)それを忘れたいために股を割ってくれる雄を探し続ける毎日(を過ごしている)。

<筆者考察>

 1枚目に続き、「富田の股割れ」が「アサやん」の指示で引き起こしたと思しき、加茂前ゆきちゃんの誘拐について触れているこの文章は、1枚目とは違い、どこか詩的な表現が目立つのが特徴である。

 無論、その大半は文意不明であるが、この怪文書を考察する人々のなかには、「カムチャッカの白雪の冷たさとは知らずに、結果は、みゆきを白寒地獄に落としたのである」という部分から、「アサやん」なる人物が人身売買を担うブローカー的な存在であり、彼の指示で「富田の股割れ」が協力したことで、結果として、加茂前ゆきちゃんは海外へと売り飛ばされたと読み解く向きもあるようだ。

 しかし、前述のとおり、これがある種の“電波要素を持った詩的表現”とするならば、「カムチャッカ」や「韃靼海峡」といった表現は、あくまである種の比喩であり、必ずしも人身売買を示唆するものであるとは言い難い。それどころか、考えようによっては、「富田の股割れ」が「そのような厳しい環境へと彼女を誘ってしまった」と表現している可能性も否定できないだろう。

 ただし、「平和希求とは違う」という文言だけは、単なる比喩ではないという印象を受けることも事実だ。こうしたフレーズは、一般には日常会話にあまり登場するものではなく、どちらかといえば、政治や宗教におけるスローガンとして用いられることもしばしばの文言である。もしかすると、「アサやん」と呼ばれる人物は、表向きそのような活動に従事している人物であるか、はたまた、そうした「大義」を掲げつつ、「富田の股割れ」を自らの犯行へと協力させたのかもしれない。

 なお、最後の一文については、自らの行為が大きな事件となってしまったことを、後になってから知った「富田の股割れ」が現在送っている悔恨の日々について描写していると思われる。しかし、「それを忘れたいために股を割ってくれる雄を探し続ける毎日」という記述から、既に「アサやん」とは手切れとなっており、別の男性を物色していることが窺い知れる。

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