「引きこもりの現役ヤクザ」直撃インタビュー第二弾！ 自殺未遂→少年院→ヤクザ→引きこもりの壮絶人生！

• 
• Xでポスト
• 

　ここで話を打ち切り帰ろうとしたら、一階の居間で男の両親が寿司を用意して待ち構えていた。前回封筒を受け取らなかったことを気にしているのだろうか。

　魚は苦手だと言って断ったのだが、遠慮と勘違いしたのだろう、折り詰めにして持たせようとしているので、ありがたく受け取って帰った。本当に遠慮ではなかったのだが。

　ヤクザは平成30年度の統計では全国で15600人と推計される。

　毎年減少を続け、その中にはカタギに戻れずに半グレになっている、つまり代紋を持たずに悪さをしている人間も多数存在すると思われているが、この男のように登録されていても、毎日を平和に過ごしているヤクザもいるのだ。

　筆者は「ヤクザも引きこもりも辞めた方がいい」と話し、再会を約束してその場を後にしたが、果たしてゲームの手を止めないこの男の耳に入ったのであろうか。

　真面目にヤクザをやっている人間に対してはこのようなことを決して言わないのだが、この男には言うしか無かった。

　それは、ご高齢である両親の年金を食い詰める人間が“男を売る稼業”であるヤクザを名乗っていることは許せないのだ。反社会的勢力以前の問題と感じたからだ。

　ご高齢の両親は、息子を自殺未遂で鑑別所に入れたことを今でも後悔して、子供に罪滅ぼしをしているのであろうか？

　しかし、その措置は決して間違いでは無い。今こそ、その当時を思い出して、子供であるこの男を突き放す勇気が必要では無いだろうか。

　8050問題は、既にこの家庭には訪れているのだから。

※関連記事
「引きこもりのヤクザ」に直撃インタビュー！ 現役ヤクザ親子の生声とは!? “人間の底辺”に驚愕

文＝谷津種

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

 
• 前のページ
 
• 1
 
• 2
 
• 3

関連記事

• 

  「引きこもりのヤクザ」に直撃インタビュー！ 現役ヤクザ親子の生声とは!? “人間の底辺”に驚愕

• 

  元農水次官の長男刺殺事件だけではない！ 引きこもりの息子に「仕事をしなさい」と声を掛けたら…“川崎殺傷事件”が招いた負の連鎖

• 

  【川崎殺傷事件】岩崎隆一容疑者に“イスラム原理主義”との接点は…公安担当者が警戒！ 異常な“引きこもり30年生活”の実態とは!?

• 

  外国人が注目「英語にない日本語」9つがヤバイ！ 生きがい、引きこもり、過労死、積ん読、謎の言葉「あげおとり」も…