“欧州最強”ドイツ銀行、破綻寸前&リストラの裏で「葬られる3つの闇」がヤバい!
“欧州最強”ドイツ銀行、破綻寸前&リストラの裏で「葬られる3つの闇」がヤバい! 赤字は意図的、世界恐慌より怖い“真実”!
2.従業員解雇時の謎
不審なことのふたつめは、投資銀行部門の閉鎖に伴う従業員解雇の方法だ。リーマンショックの際のリーマンブラザーズでの従業員解雇のニュース映像で有名になったとおり、投資銀行では解雇を行う際には社員を別室に呼び解雇を告げることになっている。そして解雇が告げられた社員は職場に戻ることを禁じられる。人事部が荷物をまとめて段ボール箱につめ、社員はそれを手にビルを退去する。
これは解雇が告げられた社員が不正行為を働くことを防ぐための手順だ。ところが不思議なことに、ドイツ銀行では解雇が告げられた社員がその後の数週間の間、会社のシステムにアクセスでき、顧客とメールで連絡を取り続けることができるようになっていて、実際に顧客との連絡が行われていた形跡があるというのだ。
具体的には解雇された行員は新たな取引を行うなどのトレーディングシステムには一切タッチできないが、顧客と共謀するために必要な連絡網は解雇決定後も会社が維持してくれていたというのである。これはきわめて不可解な対応だとして問題になっている。
ドイツ銀行投資部門のトップは破たんに追い込まれる以前から、不正取引の撲滅に消極的だったようだ。実際2011年から14年にかけて少なくとも1億7500万ユーロ(約221億円)をロシアの犯罪者のために資金洗浄していた事実をつかんだ際にも、そのことを上層部に訴えた内部告発者の方を解雇している。
少なくとも会社のこの配慮のおかげで不正取引に関わってきた行員は、重要な取引相手と事後処理について話し合うために十分な数週間を会社の上層部から与えてもらったことになるわけだ。
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2024.10.02 20:00心霊“欧州最強”ドイツ銀行、破綻寸前&リストラの裏で「葬られる3つの闇」がヤバい! 赤字は意図的、世界恐慌より怖い“真実”!のページです。謎、疑惑、リストラ、王山覚、ドイツ銀行などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで