あまり見かけない「女性のホームレス」たちの”過酷”な生活とは? 会話してわかったショックな実態…村田らむ取材!
何をやって捕まったんですか? と聞くと
「孤児院生まれの女一匹。綺麗事じゃ生きていけないから、色々やったよ。盗みやらなんやら、殺しはやってないけどな」
とうそぶいた。
旦那さんがいるそうだが、しばらく前に脳出血で倒れてしまったらしい。
その治療費がとても高くつき、お金がなくなりホームレスになったと彼女は語った。ちなみに病気の治療費が高くかかり、ホームレスになってしまったという人は何人かいた。
せっかく治療しても、ホームレスになってしまっては大変だ。上手く切り抜ける方法はあるのだろうが、彼女たちには伝わっていないのが現実だ。
話を聞いて、しばらくたった後に、公園に行くと彼女はいなかった。
どこに行かれたんですか? ホームレスの男性に聞くと
「タクシーの無賃乗車をして捕まったよ」
と教えてくれた。ちらほらと彼女に対する陰口も耳にした。ホームレスの小さな社会もなかなか大変だなと思った。
赤羽駅近くの赤羽公園という公園がある。そこに住んでいる女性(60代)が、かなり怖い表情でベンチに座っていた。話を伺うと
「私は若い頃から日本国中をグルグル回って生きてきたんだよ。そして20年前に赤羽にたどり着いたんだ。赤羽は治安も景気も悪い最悪の街だね!!」
と吐き捨てるように言った。
なんで最悪の街に20年住んでいるか分からない。ただ、住んでいて居心地はいいらしい。この公園でも、仲間はいて話しかけられていた。酔っ払っていて、正体をなくしてしまっている男性が多い。
「本当に最悪なんだよ、酔っぱらいどうしのケンカなんてしょっちゅうだし、夜になると近所のジジイがやってきて太鼓を叩いてみんなを起こすしよ。最悪だよ」
などなど、公園で起きた様々な事件を話してくれた。中には彼女のハウスの近くで女性がレイプされた事件や、ホームレスの男性が若い男にライターオイルをかけられて火をつけられた、という深刻な事件もあった。
ただ、女性はゲラゲラと笑いながら話してくれた。
女性の額に傷があるので、どうしてできたのかを聞いてみた。
「台風が来てね。風でそこの樹が倒れちゃって、バーンって私にぶつかってさ。額がガッって切れちゃったんだね。
まあ色々あったからバチがあたったのかもしれないね。」
と、身に降り掛かった災難もやはり笑いながら話してくれた。
彼女たちのような、男まさりな女性ホームレスもいた。ただし、もちろん数はとても少ない。
他には、結婚をしている女性が、夫婦でホームレスになる場合もあった。これも数はあまり少ないし、アパートなどが決まるとすぐに野宿生活をやめる人が多かった。
最後に前述の繰り返しになるが最後にもう一度言うと、理性を保ちホームレス生活をしている女性はある程度は、放任して置いて良いと思う。
ただし、自分が何をしているか分からない状態になっている女性には保護が必要だ。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊あまり見かけない「女性のホームレス」たちの”過酷”な生活とは? 会話してわかったショックな実態…村田らむ取材!のページです。ホームレス、村田らむ、認知症、女性、精神病などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで