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そろそろ大麻と参議院選を本気で語ろう！自由化のジャンヌダルク高樹沙耶と、カリスマジャンキー石丸元章が徹底対談

2019.08.29 18:00 文＝石丸元章

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●山本太郎れいわ代表は５月、都内の路上演説で医療大麻解禁支持を表明！

高樹　私は、れいわにはすごい期待しています。落選した比例区の候補にしても、すごい人材ばかりですからね。経済なら元外資系銀行ディーラーの大西恒樹さん、他にも、ダイバーシティなら女装の東大教授、安富あゆみさん、環境問題なら辻村ちひろさん……政見放送を聞いて、胸がすく思いがしました。それからオリーブの木の黒川敦彦さんも、もともと山本太郎さんの同志ですから、気になりました。

石丸　山本太郎代表は５月、都内の路上演説で医療大麻解禁支持を明言しましたよね。あれにはびっくり。選挙戦ではなぜ言わなかったのだろう。

高樹　私たちの手に主権を取り戻すことができればそこは簡単に開くことができるという事ではないかと思います。まずは現政権という根本をひっくり返すことが先決だという事。

高樹　医療大麻解禁が参院選の争点にならなかったのは残念ですが、今後、れいわが突破口を開いてくれるかもしれないと期待しています。船後さんはALS患者ですが、ALSの症状緩和に医療大麻が有効なことはわかっています。症状の進行を遅くする、つまり、余命を延ばすケースも報告されていますから、船後さんが国会でこの問題を問う可能性はすごく高いと思うんです。

石丸　本人たちが国会で医療用大麻への意見を表明すると、説得力がありますよね。

高樹　私もできる限りのことはしていきたいと思っています。山本太郎さんは「日本は宗主国アメリカのいいなり」と言っていますが、大麻取締法も戦後、GHQの指令でつくられた。大麻問題も元を突き詰めていくと、そこにあるわけですからね。

石丸　今回高樹さんは、Twitterでれいわを応援してましたが、これから先、高樹さん自身が国政選挙に出馬するとか、政治活動をやりつもりはないんすか。　　

高樹　医療大麻を含めて。自分がいいと思うことに対して、邪魔にならないように、一生懸命、応援していきたいと思います。直接、政治活動をしなくとも、できることはいろいろあると思いますからね。

　というわけで、YouTubeやTwitterの社会への浸透によって、今現在もこれからも、市民の選挙感覚はどんどん変わっていく。もはや、これまでの選挙の常識は通らないのだ。と、空を感じた参院選であった。仮にハズレくじばかりだとしても、良い明日を信じたい。

　参院選へ立候補したすべての立候補者たちの健闘を称えたい。オーエス！

◎高樹沙耶（たかぎ・さや）

1963年8月21日、静岡県生まれ。元女優、元作詞家、石垣島のキャンピングロッジ「虹の豆」オーナー。1983年に主演映画『沙耶のいる透視図』で女優デビュー、映画＆ドラマシリーズ『相棒』ほか、数多くの作品に出演、人気を呼ぶ。著書に『贅沢な暮らし—衣食住が育む「心のラグジュアリー」』（エクスナレッジ）、『ホーリープラント聖なる暮らし』（明窓出版）ほか

Twitter: @ikuemiroku

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