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そろそろ大麻と参議院選を本気で語ろう！自由化のジャンヌダルク高樹沙耶と、カリスマジャンキー石丸元章が徹底対談

2019.08.29 18:00

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●「投票は、当たりくじのない宝くじを買うようなもの」

高樹　今回の選挙でいちばん残念だったのは投票率です。選挙区48・80％、比例代表48・79％と、戦後二番目に低さでした。日本の相対的貧困率は先進7か国でアメリカに次いで2位。そのアメリカに「日本人は真面目だけど貧困」とか言われていますが、なぜ投票で声をあげないのかと思います。諦めている人が多いのかもしれませんけどね。

石丸　自分は、選挙で投票することは、当たりくじのない宝くじを買うようなものだと思ってます―くぉ―。この一票、この一枚で世の中が変えるんだ！と期待しても、毎回、毎回その期待は外れて、世の中はちっとも良くならない。もううんざりだ。ハズレくじなんだ！　投票なんかするもんか！　……と思っている人が投票しないんじゃないかな。

高樹　ちょっと言い過ぎな気もしますけど（笑）。50％の人が選挙放棄、バブルの時代ならわかる気もするけれど、人口増加、環境破壊、経済崩壊、AIの時代突入などなど問題山済みなのに、この無関心ぶりには呆れる、良くとれば不動の心！　生き残りを真剣に考えないとナイアガラの滝つぼはすぐそこ！　と私は思う。

石丸　だから「とにかく投票しよう！」とメディアやツイッターで言われても、シラケてきいてますよ。そういう人の気持ちが自分はわかるなあ。

高樹　確かに、失望してしまうことは多いですね。

石丸　当たりくじがないとわかっている宝くじを買い続ける、ああこの虚しさよ。

高樹　そういう意味では、今回、れいわの果たした役割は大きかったと思います。

そろそろ大麻と参議院選を本気で語ろう！自由化のジャンヌダルク高樹沙耶と、カリスマジャンキー石丸元章が徹底対談の画像3 — 画像は「YouTube」より引用

石丸　重度障害者を二人当選させたのは、明確に当たりくじ。社会に良い影響が必ず現れますよ。

高樹　私たちも何か変えられるかもしれないという希望が生まれました。

石丸　Ｎ国は「NHKをぶっ壊せ！」のワンイシューだけれど、世の中に不満を持っている人たちの気持ちをすくいあげた。どうせ当たりくじがないなら、壊れくじを引いてやる！　と。

高樹　壊れくじって……（苦笑）。トカナ編集部前でネット中継されちゃいますよ。マツコさんの時みたいに……。

　N国って石丸さんのイチオシって事で私もYouTubeで見てみたんです。NHKとのやりとりだけでなく、フォロワーの家に届いた詐欺まがいの手紙の連絡先に電話して、正体を見破って、警察に通報したり、深夜の嫌がらせの電話を逆に追い回す。自分の住所も電話番号も全て晒した上で。やり方は荒っぽいかもしれないけれど、議員の肩書と法の知識を駆使して弱者を助けている、ダークヒーロー的な存在だった。

　れいわの時にも感じたけど、これまでの政治家が大企業や力のある団体や特権者に忖度するばかりになったいびつな状況の反動がN国やれいわみたいな新しい政治勢力を産み出したんだと思う。パッと見の印象で“気持ち悪い”とか“ふざけて投票した”なんて事をTVで言ってはいけなかった。ふざけた投票で99万票は決して集まらないし、彼らが政治に諦めた人達の希望だって感じている人は沢山いるはずなんだから。