「オナイダ・コミュニティ」キリスト教最狂教団を徹底解説! 近親相姦、複合婚、乱交「14歳少女と35歳女性に性的魅力…」
■教祖ノイズの晩年
宗教的ユートピア建設に邁進したノイズ。果たして、彼はどうなったのか。殺害されたのか、はたまた自殺したのか。
オナイダ・コミュニティは、この後、派閥争いを経て、結局、複合婚を廃止、財産共有性をやめて株式会社へと移行した。当然、離反する人々も多かった。しかし、ノイズ自身は、ナイアガラ瀑布の見える景勝地で幸せに七年暮らし、この世を去った。最後までついてきた信者の「14歳の少女と35歳女性に性的に魅かれた」と日記にはある。仰天である。
事実は小説より奇なり。数あるキリスト教の中でも1、2を争うブッ飛び教団「オナイダ・コミュニティ」とその教祖ノイズの生涯ほど、この言葉にふさわしいものはないかもしれない。
後編では、オナイダ・コミュニティにおける性行為の実態を紹介する。
注:「オナイダ・コミュニティ」の記述については、倉塚平『ユートピアと性 オナイダ・コミュニティの複合婚実験』(中公文庫、2015)に全面的に依拠した。倉塚の研究は、世界的に見ても重要な位置を占める。なお倉塚平(1928-2011)は、政治/宗教思想を専門とした学者。『異端と殉教』『千年王国の惨劇 ミュンスター再洗礼派王国目撃録 ハインリヒ・グレシュベック』など著訳書多数。稲垣伸一『独身主義と複合結婚が意味するもの -シェイカー、オナイダ・コミュニティの禁欲主義とホーソーン』(実践英文学、2016)も参照。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「オナイダ・コミュニティ」キリスト教最狂教団を徹底解説! 近親相姦、複合婚、乱交「14歳少女と35歳女性に性的魅力…」のページです。キリスト教、アーミッシュ、オナイダ・コミュニティー、J.H.ノイズ、複合婚、宗教的共産主義などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで