「オナイダ・コミュニティ」キリスト教最狂教団を徹底解説! 近親相姦、複合婚、乱交「14歳少女と35歳女性に性的魅力…」
■女にフラれ「結婚」を憎み、天使の乱交を主張!千年王国を実現!?
「信仰の完全性」と「既に再臨が起きた」という主張を携えたノイズは、自らの教えを中心にアメリカが変わり、世界が変わると信じたが、そうはならなかった。彼は神学部からも郷里からも追い出され、著名な巡回伝道師たちからは面会拒否、その他の牧師たちからは糾弾される始末だった。当然、ノイズは、神に従うからこそ迫害されるのだ、と考えた。ヤバい奴である。
一方で、ノイズを信じてくれる人も現れる。その名をアビゲイル・メルヴィン、美しい女性だった。委細は省く。結局、アビゲイルは別の男性と結婚し、ノイズとは疎遠になってしまう。
しかし、ノイズのヤバさはこの失恋によって加速する。ノイズは結婚制度「一夫一妻」自体への疑いを持ち、憎むようになり、ついに「復活の時、夫も妻もない、それぞれが万人の妻であり夫である」と「複合婚」開始を宣言。特定の異性のみを愛するのは真実な隣人愛ではない、愛とは万人に対して心も体も、お股も開くものである、天使もそうしているハズである! 天使も乱交している…これがノイズの主張だ。なんてこった、オーマイゴッド!
■神の代理人ノイズによる千年王国の開始
こうしてノイズは、信者夫妻や妹夫妻などを加えて複合婚を開始。当初彼らは非常に困窮したが、信徒考案の狩猟用「罠」が大ヒット。経済的に潤うようになり、工場を建設し、拡大した。結果、通算約500名の人間が共同体に参加し、外部の労働者を雇用するほどになった。
経済基盤を確立したノイズは、宗教的共産主義を実行し、全財産のみならず、信者の心身もコミュニティで共有した。宗教的儀式は廃止され、「聖霊」の力と権威を注ぐ「按手(あんしゅ)」は、信者間のセックスとなった。近親相姦、優生学的な生殖、性行為の管理が始まった。彼らは、自分たちこそが「千年王国」を実現した共同体であり、遠からず、世界は神の代理人・ノイズを仰ぎ、このコミュニティに属すると信じていたのである。
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2024.10.02 20:00心霊「オナイダ・コミュニティ」キリスト教最狂教団を徹底解説! 近親相姦、複合婚、乱交「14歳少女と35歳女性に性的魅力…」のページです。キリスト教、アーミッシュ、オナイダ・コミュニティー、J.H.ノイズ、複合婚、宗教的共産主義などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで