京急線で突然“ノイズや悲鳴”が聞こえる区間がある!? 赤い電車の呪い…鉄道怪談収集家が怪奇現象を探る!
5日午前11時40分ごろ、青砥発三崎口行きの京浜急行の電車が、横浜市神奈川区の「京急本線横浜市神奈川区の京浜急行線神奈川新町-仲木戸間」でトラックと衝突、横浜市消防局によると、30人が重軽傷を負ったという。
航空写真を見てみると、第一車両が大きく脱線し、黒く焦げた車体が横倒しになっている。衝突したトラックも大破しており、衝撃の大きさを物語っている。ただ横転を免れたのは不幸中の幸いだ。これは先頭車両の重量を重くして脱線時の横転を防ぐ京急電鉄の安全対策が功を奏した結果だろう。
ところで、神奈川県と言えば、今年6月の横浜市営地下鉄ブルーライン脱線事故が記憶に新しいが、運輸安全委員会が発表している「鉄道事故の統計」によると、今年に入って運輸安全委員会が調査に乗り出した重大事故が神奈川県で頻発していることが明らかになったことを、さきほどトカナで報じた。これは、都市伝説でも怪談でもなく、奇妙なデータの偏りを示したもの(詳しくはこちら)だった。
しかし、京急に関する怪奇現象を集めている収集家によると、以下のような指摘もあった。過去に掲載した記事を再掲する。
【シリーズ】鉄怪探偵一銀の鉄道怪談報告書・京急電鉄
■はじめに
東京に限らず、日本中を駆けめぐる鉄道には、様々な怪奇現象が起こる。明治初期から始まった新産業でもある日本の鉄道には、活躍の裏にそれなりの事故や死の歴史も刻まれている。
今あなたが乗っている電車も、昔はそこで何か事故が起きた血塗りのレールかもしれない。もしくは廃線となり地下に埋められたレールの上に立っているのかもしれない。浮かばれない事故霊、自殺霊…その瞬間の霊体験や怪奇現象は日本中どこにでもある話なのである。
そこでこの連載では鉄道怪探偵・一銀海生が、鉄道にまつわる怪奇風習なども交え、検証を進めていく。
■京急電鉄/赤い電車の怪奇と青い人魂
品川から横浜、金沢文庫へ向かう赤い私鉄電車をご存知だろうか。そう、京急線のことである。
京急線品川駅では次に来る電車のアナウンスを駅員がホームで行う。妙に甲高い声で、まるでその電車が一瞬でもおかしな動きをしないか見張っているようだ。
おもに羽田空港に運行する電車と、金沢文庫に向かうそうでない電車。慣れていなければ、わかりにくいという説もあるが、ホームに立っているだけで2分に1本くらいの感覚で電車がやってくる。
そのせわしなさのせいなのか、駅員のアナウンスなのか、奇妙な立ち眩みがした。なぜこんなに真っ赤な車両なのだろうと、だんだん嫌気が差してくる。
京急線の怪奇現象について、情報提供者であり鉄ファンの星野さんは語る。
「あの路線はね、ある区間(仲木戸駅から神奈川駅間)に霊園が広がるところあるんですよ。そこはね、イヤホンからノイズが入るって有名でね。聞くとね、女性の声だって言うんですよ。キャー! だかヒイイイだか、とにかく甲高い悲鳴がね、聞こえてくるんだそうです。それを聞いちゃうとね…そのあとそこで人が飛び込むって噂もあるんですよ。わかる人にはわかる話ですよ…」
■実際に乗って聞こえてきたものとは
私、鉄道霊探偵の一銀は霊園が広がっている線路の区間に実際に行ってみた。
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