韓国・済州島の「反日施設」がスゴすぎて悶絶! 日本兵の過激拷問を再現、無数の骸骨、日本軍が掘った塹壕…村田らむが潜入!
■02・済州4.3平和公園
そしてお次は『済州4.3平和公園』にやってきた。中心地から南に少し下った場所であり、観光ついでにも行きやすい場所だ。
こちらもかなり大きな施設である。
ここは1948年4月3日に起こった島民の虐殺事件に関しての展示をしている大きい公園だ。南朝鮮国防警察隊、韓国本国から来た右翼青年団により、いわゆる『赤狩り』『レッドパージ』が行われ、6~8万人の島民が殺され、家々が焼かれたと言われている。
済州島ももともとは日本が統治していたが、1945年に日本が連合軍に降伏した後に起きた事件なので厳密に言えば反日のパビリオンではない。『済州島四・三事件』はかなり凄惨な事件だが、日本ではあまり知られていないだろう。パビリオンの最初に、上映で『済州島四・三事件』の様相を知ることができる。
そしてその後展示を見たが、塹壕の様子や、転がる無数の骸骨などを再現したモノはあったものの、あまり過激ではなかった。
資料によれば、粛清の名のもとに強姦殺人事件も多発していたそうなので、蝋人形にして再現しても良さそうなものだが、やはり自国民に対してはそこまで過激な展示はできなかったのかもしれない。
その代わりにアート色の強い展示がたくさんあった。白い壁に人間の身体が埋め込まれたような空間が特徴的だった。もがいたまま固められたような展示を見て、スター・ウォーズでカーボンフリーズ(冷凍)されたハン・ソロをなんとなく思い出した。
人間の顔がギュウギュウに押し詰まっていたり、後ろ手に縛られた人が埋められていたり、不穏な空気は伝わるのだけど、
「こういうのが見たいわけじゃねえんだよな~」
と個人的には思ってしまう。
第二次世界大戦後の話なので、日本はあまり出てこないのだが、最後に大阪の写真が展示されていた。
済州島で吹き荒れたレッドパージから逃れ、大阪へ来た人たちが多かったという。僕は、大阪の生野区鶴橋にはしょっちゅう遊びに行く。韓国料理やキムチ店がたくさん並んでいて『韓国よりも韓国っぽい街』と言う人も多い。焼肉屋が本当に安くて美味しい。キムチ屋に売っているチャンジャも、そこいらで売ってる物とは味がぜんぜん違う。韓国料理が好きな人なら一度は足を運ぶ良い街だ。
自分の知らない内戦を見ていたら、最後にふっと自分の思い入れが深い街が現れ、印象に残った。
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