超異色で狂気の空間「カオスの間」に潜入! 戦前の謎物品がズラリ、アート酔いするレベル!【京都】
知り合いの近藤宗臣さんから京都に新しい画廊『ギャラリーソラト』を作ったと連絡が来た。彼はグロ、ナンセンスな作品を中心に描いている画家、イラストレーターだ。
『ギャラリーソラト』は京都市東山区にあるというので調べてみると、『カオスの間』という施設の中にあるギャラリーだということがわかった。お店の中にお店がある感じだろうか? 少々珍しい。
そしてその『カオスの間』を調べてみると、かなり異色な空間だとコメントが書かれていた。僕は興味をそそられて、関西に出張した折に伺うことにした。
7月の中頃、暑い京都へやってきた。
『カオスの間』は、地下鉄東西線の東山駅から北へ歩いてすぐの場所にあった。
パッと見は普通のビルなのだが、ビルの前には奇妙なオブジェが出ていた。仏像にマネキンに蓄音機……どれも風化して色あせている。結局どういう場所なのだか、よく分からないまま館内に入る。
ドアを開けると、そこにはまさにサブカル異空間が広がっていた。思わず立ちすくんでいると、
「鑑賞代、500円だよ」
と話しかけられた。
この空間の主である、砂本松夫さんだった。お金を払いながら
「ここはギャラリーなんですか?」
と聞いてみる。
「うーん。一つの言葉で表すのは難しいな。カテゴリーにはめるのは嫌なんだよね。君が好きなように考えたら良い。
ここに来たら、みんながいろいろな空気を感じるでしょ。『非現実的だな』とか『いい感じだな』とか『リフレッシュできた』なんていう人もいる。
そういう空気代として500円もらってる」
僕は財布から500円玉を取り出して支払った。いろいろ聞きたいことはあったが、とりあえずグルリと鑑賞させてもらうことにした。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊深夜のパチンコ屋にうつむきながら入っていく謎の男達と不思議な警察官【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.09.18 20:00心霊超異色で狂気の空間「カオスの間」に潜入! 戦前の謎物品がズラリ、アート酔いするレベル!【京都】のページです。村田らむ、近藤宗臣、ギャラリーソラト、カオスの間、砂本松夫などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで