朝起きると突然、血が真っ青になった25歳女性!「青い肌の一族・ファゲイト」と同じ症状か… 原因は!?
25歳の女性が救急室に運ばれてきた時、すでに彼女は弱っており、めまいと息切れの症状があった。しかし医師は、それらよりもはるかに心配な症状に注目した──。
■「メトヘモグロビン血症」とは
「彼女は青く見えたのです」と、昨年、米ロードアイランド州で女性を治療した救急医であるオーティス・ウォーレン氏は、「ワシントンポスト」紙に語った。
医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表された報告書によると、この女性の皮膚と爪は青みがかった色を帯びていた。それは、身体が十分な酸素を摂取していない兆候であり、彼女は血液の色も異常に暗くなっていた。
女性は息切れを感じ、それで目が覚めたと医師に語った。その後、彼女は鏡に映った自分の姿を見て、非常に心配になり病院に駆けつけた。そして、女性は自ら「私は青くなっている」と医療スタッフに訴えた。彼女の血液サンプルも写真のようにはっきりと変色していた。
しかし幸いなことに、医師は何がそれを起こしているかを知っていた。医師としての経験を通じてウォーレン医師は、この病気にかかった患者を他に1人だけ診たことがあったのだ。

それらの症状は、「後天性メトヘモグロビン血症」と呼ばれる、稀だが致命症になる可能性のある病気を指していた。ウォーレン医師は「その病気は、特定の化学物質または薬にさらされることによって、人間のヘモグロビン分子の形状が変化し、血液が周囲の組織への酸素の放出を停止することによって起きる」と説明した。
その結果、身体の組織が青みがかり、血液は明るい鮮やかな赤い色から、チョコレート色に変化してしまうのだという。
医師は、この例では、女性は歯痛に対して使用した局所鎮痛薬への反応によって引き起こされたと述べている。患者の使用した鎮痛薬には、多くの市販薬の有効成分であるベンゾカインが含まれていた。米国食品医薬品局(FDA)によれば、1971年以来、ベンゾカイン関連で起きたメトヘモグロビン血症の症例が400件以上報告されているという。
診断が下された後、患者にはすぐに解毒剤メチレンブルーが投与された。メチレンブルーは、変化したヘモグロビンを通常の形に戻して、血液の酸素供給能力を回復させる働きをする。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊朝起きると突然、血が真っ青になった25歳女性!「青い肌の一族・ファゲイト」と同じ症状か… 原因は!?のページです。血液、難病、三橋ココ、ファゲイト一族、メトヘモグロビン血症、ファゲイトなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング11:35更新
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・脳から18cmの「生きた虫」! 数年前の“生食”が招いた悪夢の正体
- ・“反重力装置”「ディーンドライブ」の謎
- ・専門家が断言「ダイアナ妃は死ぬはずではなかった」
- ・サメの白子を食べると「股間がエイリアンになる」と判明
- ・未来を言い当てたSF小説10選!
- ・3番目の恒星間天体「3I/ATLAS」は“エイリアンの探査機”か?
- ・1万2000年前、超古代文明は「彗星衝突」で滅んだのか?
- ・山奥に現れた「巨人の扉」の正体とは?
- ・AIは「終末兵器」になりうるのか?“核攻撃をためらわない”思考回路
- ・ニュース生放送中に“謎の手”が出現!キャスターも戦慄
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・歌舞伎町でヤクザを12人も血祭りに
- ・【独占インタビュー】予約2年待ちの霊能者「岡本雅之」が明かす“運命の変え方”! 人生の選択肢を増やす『超次元エネルギー』とは?
- ・脳から18cmの「生きた虫」! 数年前の“生食”が招いた悪夢の正体
- ・「9月は地震の月になる」カリスマ予言者が警告!
- ・“反重力装置”「ディーンドライブ」の謎
- ・謎の「クラゲ型UFO」が同時多発? 衝撃の映像と“不可解な現象”
- ・専門家が断言「ダイアナ妃は死ぬはずではなかった」
- ・サメの白子を食べると「股間がエイリアンになる」と判明