小惑星「2019 SU3」が地球衝突か、新たにリスト入り! “Xデー”もガチ発覚… 欧州宇宙機関(ESA)が開示!
欧州宇宙機関(ESA)が地球に命中する可能性のある小惑星を新たに認定してリストに加えた。その小惑星の名は「2019 SU3」だ――。
■地球にとって4番目に危険な小惑星「2019 SU3」
地球近傍惑星などをはじめ、我々の地球の周囲には衝突リスクのある小惑星や隕石、岩石がいくつもあるが、欧州宇宙機関(ESA)ではそうした小惑星の中でも地球への衝突の可能性がゼロではないものを随時特定してリストアップしている。リスクリストと呼ばれるそれに最近加わった小惑星こそ「2019 SU3」だ。
2019 SU3は幅14メートル(46フィート)ほどの岩石で、ESAの試算によれば地球衝突の確率は152分の1。衝突するとすれば今から65年後の2084年9月16日であるという。2019 SU3は今のところ地球にとって4番目に危険な小惑星に数えられている。しかしながら衝突したとしても気象に影響を及ぼすなどの大災害は発生しないと言及している。
ESAのリスクリストには、衝突の危険性が最も高い軌道、推定衝突日時、衝突の確率、小惑星のサイズと速度が含まれている。また観測の優先リストにも記載されており、専門家によって小惑星の進路が常にチェックされている。
2019 SU3の軌道は地球をニアミスして通り過ぎることが計算上明らかになっているが、金星や水星、火星の重力が影響を及ぼすことで、地球に衝突する可能性も生まれてくるという。
この小惑星を2019 SU3として特定したのは最近のことではあるが、ESAによれば2019 SU3は1930年代に発見された「アポロ群(Apollo asteroid)」と呼ばれる地球近傍小惑星のグループに属する小惑星の1つであるということだ。
ESAは2019 SU3が地球にニアミスする軌道を描く前に、衝突するコースを進むかもしれない可能性に触れて警告している。
ただし、小惑星は、地球に衝突したとしても大規模な災害を招くことはないと考えられている。かといって衝突した場所によっては当然、それなりの災害は起こり得るだろう。
先月にESAは、今後100年間で878個の小惑星が地球に衝突する危険性があることを指摘し、小さな小惑星でさえ「深刻な破壊」につながるため、衝突の危険性を減らすべく、ESAをはじめいくつかのグループが協同してさらに小惑星の探査を続けている。たとえ2019 SU3がそれほどの脅威ではないにせよ、今後我々を脅かす小惑星が続々と見つかる可能性は十分にあるのだ。
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2024.10.02 20:00心霊小惑星「2019 SU3」が地球衝突か、新たにリスト入り! “Xデー”もガチ発覚… 欧州宇宙機関(ESA)が開示!のページです。NASA、小惑星、仲田しんじ、ESA、2019 SU3、アポロ群、地球近傍惑星などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで