「雨を降らせるデバイス」を開発した男、降雨時に料金を受け取る契約を農家と結ぶ→大問題に発展中!
米国や中国による国家的な気象操作が噂される中、オーストラリアでは「雨を降らせる」デバイスを開発したと主張する男が論争を呼んでいる。この男は水不足に悩む農家と「雨が降ったら報酬が発生する」という内容の契約を結んでいるのだが、そのことが、「長引く干ばつに苦しむ農家を食い物にする詐欺的行為」であると批判を受けているのである。英「Daily Mail」(10月24日付)ほかが報じた。

今年、オーストラリアでは記録的な少雨となり、大規模な干ばつで農作物にも大きな被害が出ている。そんな中、マイルズ・リサーチ社という会社が「天候を操作できる」と言って、ビクトリア州の穀倉地帯の農家に自社サービスを売り込んでいる。契約は成功報酬で、決められた期間内に十分な雨が降った場合、5万ドル(約370万円)の報酬を支払うというものだ。
マイルズ・リサーチ社の経営者デイビッド・マイルズ氏は、2000年代の初頭から天候を操作するシステムを発明したと主張し続けている人物だ。しかし、彼の発明は特許を取得しておらず、その内容も詳細は不明だ。会社のウェブサイトも存在するが、気象操作の方法については「ワームホールを用いて現在の時空の連続体と近未来の出来事との間にブリッジを作り、気象のパターンに影響を与える」というような抽象的な文章にとどまり、具体的な理論や方法については「ライバルに盗まれるのを防ぐため」ほとんど触れていない。過去に実地試験で成果を出したというが、「デバイスの開発と実証、そして秘密漏洩から守る設備を作るため、資金を集めている」とも語っている。

実に怪しい天候操作デバイスであるが、マイルズと『6月までの3カ月間に降水量が100ミリを超えたら5万ドル、50ミリ以上なら2万5千ドル、それ以下だったら支払いはいらない』という内容の契約を交わしたある農家は、取材に対して「結果に満足している」と話したそうだ。
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2024.10.02 20:00心霊「雨を降らせるデバイス」を開発した男、降雨時に料金を受け取る契約を農家と結ぶ→大問題に発展中!のページです。オーストラリア、雨、気象操作、天候操作などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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