「2万匹のミミズ」と生活する東大教授の赤裸々レポート! 2011年のあの日から”不気味な変化”…人類への警告!?

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三浦俊彦教授

 大きな台風が一つ過ぎ去って、すっかり涼しく、いや肌寒くなりました。ということは、今年、我が家のミミズは無事生き延びたということです。「大絶滅」の危機が訪れるのは、決まって夏なので。

 ざっと20年前から私、ミミズを飼っているのです。生ゴミ処理のために。釣り餌に使われるシマミミズという赤いミミズです。

 玄関脇に置いたコンポスト(※1)の中に、ココナッツの樹皮を敷き詰めてベッドにし、そこへ1000匹ほど投入。これで初期設定完了。その上に、出がらしのティーバッグとかコーヒーかすとか、生ゴミを捨てていきます。ミミズが食って排泄し、堆肥に変えてくれますよ。そのへんにいるお馴染みの、灰色の太いミミズは使えません。あの種類は土中の有機物を食うだけで、生ゴミに直接かぶりついてくれないので。

※1 「コンポスト」とは堆肥のことだが、堆肥を作る容器のことをコンポストと呼ぶことが多い。私が使っているのは「キャノワーム」というポピュラーな製品。

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三浦教授所有のキャノワーム。バケツには琥珀色の液妃が溜まっている。

 シマミミズなら、残飯や野菜・果物だけでなく、段ボールや新聞紙も大好物。ミミズの糞=堆肥尿=液肥を家庭菜園に使うとトマトやナスが2倍の大きさになるとか。私は植物に興味がないので、菜園はやっていませんが……。

 三層のたらい状コンポストは、一層ごとに底に細かい穴があいていて行き来できる構造。一層が堆肥で満杯になったら二層目を載せて生ゴミ投入続行。三層とも堆肥化したら、一番下の古い堆肥をミミズごと庭に捨て、空になったたらいを一番上へ……この繰り返し。ミミズはどんどん増えて2万匹ほどで飽和状態になります。

 生ゴミは、水分が多く焼却コストが大。つまりCO2の大量排出源。地球温暖化対策に前向きな自治体は、生ゴミ処理機に助成金を出しています。私も、市から1万円強の補助を受けました

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キャノワーム内部

 ミミズ2万匹の力で家庭の生ゴミをゼロにできるでしょうか。いや、メンバーただ1人の我が家ですら無理でした。ミミズは好き嫌いが激しいのです。甘いものは大好物だが辛いものはダメ。米は食いまくるがパンもそばも嫌いらしい。リンゴやスイカは大好きだがトマトやミカンは断固拒否。塩分も香辛料もダメ。肉の塊は、有毒カビが出やすいので奥の方に埋めてやらねばならない。乳製品を不用意にぶちまけると、全面があっという間に真っ青にカビてしまう……とまぁなかなかデリケートで、生ゴミ処理用に始めたはずが、ミミズ飼育それ自体へ、目的変更と相成りました。

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