妖怪、天狗、幽霊…超不思議な中野区「哲学堂公園」が面白すぎる! 心霊「首無しライダー」も出る!?

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 公園内に軍事遺構や祠など、不思議なモノがあるのは珍しくないが、こんなにたくさん目白押しになっている公園は見たことがない。

 グルグル回っているだけで『ダ・ヴィンチ・コード』のロバート・ラングドンのような気持ちになってくる。

 ちなみに公園管理事務所には、簡単なガイドブックや解説書が置いてあるので、手に入れてから公園を回るとより楽しいだろう。

 公園の外に出てすぐの場所に、「蓮華寺」というお寺がある。この寺には、井上円了の墓がある。

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 井上円了は巡回講演の途中で病死して、このお寺に葬られた。そのお墓はとても特徴的な形をしていた。

 なんでも井上円了自身が生きているあいだに、彼自身がデザインしたらしい。

 井桁の上に丸い石が乗っている。

「……あ、井の上に円があるのか。ダジャレか!!」

 と気づいた。

 哲学堂の中には、シャレが効いたネーミングも多い。井上円了らしい墓だな、と思う。

 ある日、飲み屋さんで哲学堂の話をしていると、そこにいた女性が反応した。

「あの公園って心霊スポットとして有名だよね。よく出るって聞く」

 たしかに、園内には妖怪っぽい像はたくさんあるし、都心とは思えないほど緑が濃い。なにかが出てもおかしくない雰囲気はある。

「どんな、霊が出るって噂?」

 と聞いてみると

「首なしライダーだって!!」

 と、答えた。

 思わず、ズコーッとこけそうになってしまった。首なしライダーは頭部がないライダーの亡霊である。比較的全国で聞かれる都市伝説だ。せっかく哲学堂という、古典的な妖怪が出そうな雰囲気な場所なのに、首なしライダーとはつまらないなあ。それに公園の中はライダーでは走れないじゃないか? それとも、オフロードバイクの首なしライダーだったのだろうか?

 井上円了先生も草葉の陰で泣いてるんじゃないか? と思う。

 それとも妖怪博士らしく、首なしライダーの謎を解き明かしているだろうか?

文・写真=村田らむ

村田らむ
ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
1972年生まれ。キャリアは20年超。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教組織、富士の樹海などへの潜入取材を得意としている。著書に『ホームレス大博覧会』(鹿砦社)、『ホームレス大図鑑』(竹書房)、『樹海考』(晶文社)など。

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