目黒虐待死・結愛ちゃんの遺影を抱え、ディズニーランドで遊んだ右翼を取材！「ダメなら街宣カーで官邸に特攻」

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　献花のために、船戸一家が住んでいたアパートを訪れると、そこには亀甲縛りされたクマのぬいぐるみが供えられていた。実は大森さんは、ＳＭ界で現役最高齢の女王といわれる夜羽エマさんに仕えるＭ男としての顔も持つ。

「この子を結愛ちゃんの代わりに連れて行こうと思ったの。でも、お供えものじゃない？　黙って持って行くわけにもいかないし……。その気持ちを同じくお悔やみに来ていた周りの人たちに相談してみたら、『是非どうぞ、よろしくお願いします』と賛同してくれたんだよね。だったら、ということで自分が持ってきたお供えと交換するかたちで、ぬいぐるみを受け取ったの」

　縛られたぬいぐるみを選んだのは、やはりM男としての親近感なのだろうか。

「いや、まったくそれはなかったね。とにかく大きくて一番目立っていたから。それだけ」

　当時の現場の写真を見せてもらった。おもちゃやお菓子の山の中で、たしかにそのぬいぐるみが一番大きかった。思えば、大森さんにとって亀甲縛りは見慣れたものだろう。それよりも結愛ちゃんのイメージと重なる、愛らしい風貌に無意識にひかれたのかもしれない。

　ふざけている……と感じる方もいるかもしれないが、大森さんの言葉に、冷やかしや冗談はみじんもない。

　インタビューの日。その手に握られたコピー紙には、新聞やニュース番組などから調べた事件の記録が、几帳面な文字でびっしりと綴られていた。

　結愛ちゃんの遺影を持って、ディズニーランドに行こう。哀悼の意を表明するには、正装である特攻服以外に考えられない。

　しかし、東京ディズニーリゾートの公式ページでは「入園にふさわしくない服装・刺青の露出等」を禁止する記載があり、実際にコスプレなどを断られたという話も聞く。

「だから、警視庁に電話してさ、『もしボクが入場を拒否されたら、街宣カーで官邸に突っ込んで、安倍総理や昭恵さんに“代わりに行ってください”とお願いすることになっちゃうから。そのつもりでいてね』って伝えたんだよね。特攻隊のような気持ちだった。ボクが死ぬことになっても、それは仕方ないって」

　縮みあがったのは警察だ。実は、前科3犯で服役経験もある大森さん。人を傷つける罪を犯したことはないが、東京地裁で空砲を10発ほど撃ち逮捕されたこともある。やるといったら「やる」男なのだ。

「すぐに千葉県警と警視庁が動いてくれて、スムーズに入場できたよ。入場料だって、ちゃんとボクと結愛ちゃんの二人分を払った。スタッフの人が何も聞かずに通してくれたのは、事前に周知徹底がされていたからだろうね」

 
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