既存のものと90%異なる「完全に未知のウイルス」が発見される! 既にアメーバに感染「ヤラ・ウイルス」とは!?

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画像は「YouTube(South China Morning Post)」より引用

 中国・武漢を中心に世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。12日時点での感染者数は45182人、死者数は1115人に上っている(「coronavirus.app」より)。5日前に比べて、感染者数は1万人増、死者数は2倍に迫る勢いだ。

 厳しい状況が続いているが、人類への試練はこれで終わらないかもしれない。なんと、またしても「未知のウイルス」が発見されたというのだ! 科学ニュース「Live Science」(2月12日付)が報じている。

 そのウイルスが発見されたのはブラジル南東部ミラス・ジェライス州ベロ・オリゾンテにあるパンプーリャ湖。数年前にブラジル・ミナス・ジェライス連邦大学の科学者らが、同湖から液体サンプルを採取、大きなゲノム遺伝子を持つ巨大ウイルスを捕獲することが目的だった。この巨大ウイルスはアメーバに感染する性質を持つため、ラボではアメーバを液体サンプルに曝し、捕獲を試みた。ところが、この時捕獲されたのは巨大ウイルスよりもずっと小さいウイルスだった。巨大ウイルスの直径は200ナノメートルほどだが、このウイルスはわずか80ナノメートルだったそうだ。通常、これほど小さなウイルスはアメーバに感染することはなく、科学者らは驚嘆したという。

 科学者らは、このウイルスを「ヤラ・ウイルス」と名付けた。ヤラとはトゥピ・グアラニー語族の伝承に見られる水の神の名だという。そして、ヤラ・ウイルスの奇妙な点はアメーバへの感染だけではなかった。

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ヤラ・ウイルス。画像は「Live Science」より

 ブラジル・ミナス・ジェライス連邦大学の微生物学者ジョナタス・アブラオン助教授が、ヤラ・ウイルスのゲノム遺伝子を解析したところ、既知のあらゆるウイルスとほとんどDNA上の共通点がなく、74ある遺伝子の90%が未知のものだったのだ。

「この結果はDNAウイルスの分類に疑問を投げかけるものです」(アブラオン助教授)

 DNAウイルス(DNAを持つウイルス)の分類はそのウイルスのタンパク質殻で判別されるが、ヤラ・ウイルスのタンパク質殻は既知のタンパク質とまったく一致しなかったそうだ。ヤラ・ウイルスがどこで生まれ、進化してきたのかも全く不明だという。

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