「地球はエイリアンによって隔離された場所」有名科学者が断言! 地球=保護区、人類は“生かされている”存在だった!
■地球外文明のシグナルを扱うには規則が必要
しかしパノフ氏は、この“無線沈黙ゾーン”が必ずしも他の文明からのシグナルを妨げるものではないと考えている。
地球外文明からのシグナルの可能性としてよく取り沙汰されているのが高速電波バースト(fast radio burst、FRB)だが、パノフ氏は科学者たちがこのFRBの調査研究に偏り過ぎていることを指摘している。もっと幅広い観点から、宇宙空間のシグナルを検知しなければならないということだ。
パノフ氏は2027年に打ち上げを予定しているロシアの宇宙望遠鏡「Spektr-M」の設計を支援している。Spektr-MはFRBに加えて、ブラックホール、宇宙線、暗黒物質、レーザー信号などを24時間365日監視し、収集したデータを記録後に直ちに分析できる新たな技術を搭載することが見込まれている。
「地球外文明を検索する別の方法は、天文考古学(archaeoastronomy)です」(パノフ氏)
パノフ氏は地球外生命の証拠を見いだすべく宇宙をしらみ潰しに観察することに満足するのではなく、月のように、数百万年前に訪れたかもしれない高度なエイリアン文明の考古学的証拠をより綿密に探索することを支持している。
しかし、この種の情報がすでに発見されており、一般には隠されているという“陰謀論”には同意していない。そして研究の原動力となるのは、やはり潤沢な予算であることを指摘している。
「外に出るとモノが頭に落ちることがありますが、だからといって常に家にいる必要があるという意味ではありません。地球外文明から得られる潜在的なメリットは非常に大きいため、探索のリスクを上回ります。ただし、これは可能性のあるリスクについて考える必要がないという意味ではありません」(パノフ氏)
パノフ氏は地球外文明のシグナルを扱うには、勝手な自己判断で“返信”してはならないなどのレギュレーションが必要であることを指摘している。そうした規則を順守する必要があるものの、ガチガチに固執してはならないということだ。
ともあれ我々がサバンナの野生動物のように“生かされている”のだとすれば、先進的なエイリアン文明は実に寛大な存在であることになる。となれば環境破壊や核戦争で人類が自滅するのは愚の骨頂ということになるだろう。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「地球はエイリアンによって隔離された場所」有名科学者が断言! 地球=保護区、人類は“生かされている”存在だった!のページです。宇宙人、エイリアン、仲田しんじ、SETI、地球外文明、宇宙探査、アレクサンドル・パノフなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで