死んだ娘と母親がVRで再会、韓国人は“全員感動”! しかし、世界は「詐欺霊媒のハイテク版」指摘… AI美空ひばりは?

 昨年大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」では、美空ひばりをAIで復活させ、30年ぶりの新曲を歌わせるという試みがあった。しかし、これは賛否両論で「感動した」という人と、「全然、本物らしくない」、「死者への冒涜」という意見があったというが――。

■7歳で亡くなった娘とVRで再会

 さて韓国のテレビ番組「Meeting You」は、バーチャル・リアリティ(VR)を使用して、7歳で亡くなった娘ナヨンちゃんと母親を再会させた。

 観客全員が感動し、泣いたと伝えられるが、専門家は娯楽のためにテレビで「過激な心理実験」を行うことに倫理上の問題があるとして警告している。

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ナヨンちゃんと母親のジャン・ジソンさん 「Daily Mail」の記事より

 テレビ番組の「Meeting You」は、こう始まった。

 ナヨンちゃんの母親ジャン・ジソンさんに、バーチャル・リアリティのヘッドセットを装着し、庭へ連れていった。すると、そこに亡くなった娘が、明るい紫色のドレスを着て微笑んで立っていたのだ。

「ナヨン、あなたがいなくて寂しかったわ」と、母親が娘のデジタルレプリカを撫でて、涙を流した。

 ナヨンちゃんが母親に、「どこにいたの? 私のことを考えていた?」と聞くと、母親は、「いつもよ、いつもあなたのことを考えていたわ」と答えた。ナヨンちゃんは、「お母さんがすごく恋しかった」と言い、手を握りたいと言った。

 母親ははじめ、バーチャル・リアリティの中の子どもに触れるのをためらっていたが、結局、娘の手を握った。そして、ナヨンちゃんは母親に花を渡して、「ママ、私はもう痛くないの。わかるよね?」と聞いたのだ。

 観客席からこの様子を見ていたナヨンちゃんの父、兄弟、姉妹も泣いていた。そして、この再会の終わりに、ナヨンちゃんは疲れたから寝るね、と言って横になり、母親は娘に別れを告げた。

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「Daily Mail」の記事より

 このナヨンちゃんのバーチャル・リアリティは、韓国企業「Munhwa Broadcasting Corporation(MBC)」によって制作されたものだ。MBCはナヨンちゃんの顔、体、および声を可能な限り正確に復元することに取り組んだ、と「亜州経済新聞」は報じている。

 一方、ナヨンちゃんの遺灰を入れたネックレスを、常に身に着けている母親ジソンさんは、大事な人を失った他の人々を助けるために、このドキュメンタリーへの出演を承諾したと話す。そしてこのショーを見ていた人たちは、誰もが涙を流し感動したと伝えられている。

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