【インタビュー】トランプ大統領がビル・ゲイツの陰謀を挫いた!? 武漢ウイルス研究所に群がった世界の専門家の闇!ケロッピー前田

 突如として人類に襲いかかった新型コロナウイルス、その感染防止対策として世界中の多くの人々が長い自粛生活を強いられてきた。それでも、日本では緊急事態宣言が解除され、段階的に日常が戻りつつある。次なる第二波の到来を予想する意見もあるが、少なくとも、パンデミック以前と以後では、世界の何かが大きく変わってしまった。

 そんなときこそ、ケロッピー前田がカウンター視点で巷のニュースを相対化、いまを生き抜くためのヒントやアイディアをお届けしたい。今回は、好評連載「新型コロナウイルスの時代」の番外編として、対談形式でお届けする。(聞き手=角由紀子)

<過去の記事> 

【第1回】ビル・ゲイツの予言
【第2回】パンデミック演習「イベント201」
【第3回】武漢ウイルス研究所とは何か?
【第4回】「プランデミック」の賛否
【第5回】武漢フレンチコネクション

画像は「Getty Images」より引用

――連載第1回は、ビル・ゲイツさんのTEDの話から始まりました。

ケロッピー「そうだね。今回の新型コロナウイルスのパンデミックで、海外メディアでは、ビル・ゲイツもそうだけど、新型コロナの発生源や感染ルート、中国共産党の情報隠蔽なんかがネットを賑わせ、大手ニュースメディアでも報じられていたから。世界のカウンターカルチャーを追う立場として、そういった海外の動向を皆さんに知って欲しいなと思って、カウンター視点の『新型コロナウイルスの時代』という連載を始めました」

――ビル・ゲイツさんは国内ネットでも話題になっていました

ケロッピー「ビル・ゲイツとしては、5年前に言った通りになったじゃないかとしゃしゃり出て来たわけだけど、みんなには『おまえのせいだ』みたいに攻撃の対象にされちゃってたよね」

――パンデミック陰謀論の首謀者ですから

ケロッピー「陰謀論だと、ビル・ゲイツがパンデミックを仕掛けたみたいな話になっているけど、そこに乗っかちゃうと単純な議論になっちゃうから、この連載では海外メディアが報じている具体的な情報に沿って、検証してきたわけじゃない」

――すごく面白かった! 記事もすごく読まれてます。

ケロッピー「すべての発端は、2015年にビル・ゲイツがTEDというネット番組に出演して、この先、人類が大量に死ぬことになるのは核戦争でじゃなく、感染症によるパンデミックだとスピーチしたことから。なぜ、このタイミングでビル・ゲイツがそんなことを言い始めたのかといえば、2014年に西アフリカでエボラ出血熱の感染拡大が起こったからなんだよね。当時のオバマ大統領は、この先、エボラのような感染症のパンデミックが起こるんじゃないかって本気で心配して、その対策に過剰に予算を割くことになるんだ。そこでビル・ゲイツがパンデミックの到来をぶち上げたってことなんだ」

――なるほど。でも、さらに2019年に「イベント201」までやっているじゃないですか。

ケロッピー「そうそう。『イベント201』は、去年の10月に開催されたものだから、ぼくも内容の詳細を知ってびっくりした。このパンデミック演習は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団を始め、WHO(国際保健機関)、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)などが協賛して、世界の新型コロナウイルスの感染者数を集計しているジョンズ・ホプキンズ大学が主催運営して行われたんだ。謎の感染症が発生して『パンデミック(世界的な大流行)』が起こったら、どう対処すればいいのかをシミュレーションしようという内容だったんだけど、そこで設定された感染症がまんま“新型コロナウイルス”だったよね!」

――そうなんですよ。びっくりでした!

ケロッピー「怪しい極秘イベントじゃなく、有名な国際機関も関わったものだから、演習の様子は動画で一般公開されているし、誰にでも見れるものなんだけど、その想定のストーリーが現在のCOVID-19のパンデミックとそっくりなんだよね。冒頭で、ニュースの再現映像が出てくるけど、都市をロックダウンしたり、世界経済が停滞したり、SNSでデマが広がったりと、いままさに現実に起こっていることを先取りしていたんだ」

――とんでもない内容でした。ケロッピーさんが詳しく解説してくれて、全貌がよくわかりました。

ケロッピー「連載では、その後、中国の武漢ウイルス研究所でコウモリのコロナウイルスの研究が行われていたこととか、その研究にアメリカ政府が資金を提供していたことも追いかけていくことになるけど。改めて振り返ると、『イベント201』に関わっていた専門家の人たちも、武漢で危険なウイルスの研究が行われていたことは知っていたはずで、いつか、COVID-19のような感染症のパンデミックが起こることは、予想していたわけで。だからこそ、そういうシミュレーションを作っていたわけでしょう」

――背筋がゾクゾクしますよ。つまり、想定内の出来事だったってことじゃないですか!

ケロッピー「そうなんだよ。あまりにも怖すぎる。とにかく、現在、アメリカ政府の担当者として、新型コロナウイルスの対策に携わっている専門家たちがこのシミュレーションを作っているわけだから。意図的に仕組んだとまでは言わないけど、少なくとも、なんで今回のパンデミックをもっと早い段階で阻止できなかったのかなって思うんだよね」

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