【未解決】忘れられた日本史上最大のUFO事件「銚子事件」の謎! 未知の金属片がバラ撒かれ… 戦慄の分析結果と衝撃展開!

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イメージ画像:「Getty Images」

 それによると、鉛が検出されたのはアルミ箔に薄く付着していたビニール状の皮膜内で、粒状に多数点在していた。ただし、ビニールなどに鉛が混入すると完全に溶けて透明になるはずだがそうなっていないとのことだった。またアルミ箔の片側には有機染料が塗布してあり、微量であるが高価なバナジウムやニッケルが検出されたという。奨励館で分析を担当した松下技師は、このようなものがアルミ箔から検出されることはあまり例がないとも述べた。

 工業大学の方からも、鉛の含有率は重量比で12.9%だったという追加報告が届いた。

 他方荒井は、日本におけるロケット研究の草分けである糸川英夫にも問い合わせた。糸川の見解は、この金属片はロケットの発射実験等に使用する金片と非常によく似ているということだった。

 ロケットの打ち上げ実験においては、打ち上げと同時に細かな金属片をまき散らし、それをレーダーで追うことにより軌道を正確に把握するのである。糸川は、このときばらまくものに似ていると考えたのだ。

 さらに糸川は、ビニール被覆のアルミ箔も国内では生産されないかも知れないが、アメリカでは使っている、と述べた。

 そこで荒井たちが訪れたのが、駐日アメリカ大使館である。

■米空軍武官の見解は……!?

 荒井会長と柴野は大使館で、空軍武官ラモール少佐と会見した。

 アメリカ大使館のように大きな大使館では、本国外務省の職員だけでなく、軍関係者を外交官の身分で駐在させることがある。これが駐在武官である。

 荒井たちはこのラモール武官に銚子の事件を説明し、落下物の件につき意見を聞いた。するとラモール少佐はこう述べた。

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