【重要】中国が英国人エリートを教育する「48グループクラブ」とは？ 暴露本が超話題 「中共の影響はもう止められない」

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　中国共産党の英国における影響力を暴露した新刊『Hidden Hand: Exposing How the Chinese Communist Party is Reshaping the World （隠れた手：中国共産党の世界再編方法を暴く）』が物議を醸している。

　同書はオーストラリアの学者であるクライブ・ハミルトン氏、ドイツ・マーシャル基金のアジア・プログラムの上級研究員であるマレイケ・オールバーグ氏の共著で、英国の業界団体「48グループクラブ」と中国共産党、習近平国家主席との知られざる関係を明らかにしたものだ。

　米「National Review」（６月23日付）によると、48グループクラブとは50年代に中国と貿易ビジネスを始めた英国人ジャック・ペリー氏とその仲間たち48人の集団として組織されたもので、現在はジャック氏の息子のスティーブン・ペリー氏が会長を務める中英貿易グループだという。

　同クラブの存在は世界的にほとんど知られていないが、中国国内ではかなり重要視されているようで、同書によると「瞬く間に、中国共産党のトップ指導部との間に最も強力な信頼と親密さを築き、英国内での北京の影響力と情報収集の最も強力な道具になった」という。

　実際にペリー氏とその家族は中国国営メディアや新華社通信で取り上げられることが多く、中国国営テレビCGTNにも頻繁にインタビュー出演し、香港や米中関係について中国共産党寄りの発言をする傾向にあるそうだ。2018年には、日中国交正常化に尽力した大平正芳元首相や、華人であるシンガポール初代首相リー・クアンユー氏らとともに中国改革友誼（ゆうぎ）勲章を受章するなど、中国共産党にとって相当な重要人物であることがうかがえる。中国国営新聞「China Daily」（2019年１月15日付）によると、2019年にロンドンの中国大使館で行われた授賞式で、ペリー氏は習近平国家主席から直々に勲章を授与され、「人生で最も素晴らしい瞬間」、「習近平国家主席と李克強首相という世界で最も力のあるお二人に勲章を頂いたことは、私の子供から孫たちにまで語り継ぎます」とコメントしていたという。

 
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