米先住民に伝わる最恐UMA「ウェンディゴ」の目撃相次ぐ緊急事態! 身長4.6m、ガリガリのモフモフ、腐臭を放ち… 遭遇例4つを解説!

■ウェンディゴは川を渡らない?

 テキサス州中央部に広がる丘陵地帯、テキサス・ヒル・カントリーの実家に夏の休暇で帰省していた男性の目撃報告もある。

 実家近くの小川に沿って散歩していた同氏だが、外に出ていた両親の飼いネコの様子がおかしいことに気づいた。何かにおびえているようだったのだ。

 猫が見上げている先に視線を移すと小川の向こうにウェンディゴがいた。背が高く、長い腕の身体はつやのない獣毛で覆われていて頭からはツノが生えていた。ガリガリに痩せていたかどうかまでは覚えていないという。

米先住民に伝わる最恐UMA「ウェンディゴ」の目撃相次ぐ緊急事態! 身長4.6m、ガリガリのモフモフ、腐臭を放ち… 遭遇例4つを解説!の画像5
「Mysterious Universe」の記事より

 きわめて大きくてダークな目は、まさに肉食獣のようであった。男性は吐き気がし、そのまま嘔吐するとなぜか恐怖を克服できたという。その後急いでネコと一緒に家に戻った同氏だが、奇妙なことに、それがウェンディゴであれUMAであれ、小川を渡ってくることはないという確信があったというのだ。そしてそこから10年の間、こうした体験を二度とすることなく今に至るという。テキサスでこのウェンディゴを目撃した人がほかにもいるのかどうか、今も気にかかっているということだ。

 もちろんこれら4つのケースで目撃されたUMAがすべてウェンディゴであるという証拠はない。しかし外見の特徴や、小川を渡って追ってくることはないことなど、いくつかの共通点があることも事実だ。

 アメリカ大陸の代表的なUMAとしてはビッグフット(サスカッチ)がまず最初に挙げられるが、ビッグフットとウェンディゴが混同されているケースがないとはいえないかもしれない。そして同じくネイティブアメリカンの伝説に登場する変幻自在のUMAであるスキンウォーカーとの関係性も気になる。いずれにしても今後の目撃情報にも引き続き注目していきたい。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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