「ペットたちのコロナ禍」“無残に遺棄”の実態に怒りがこみ上げる! 売れないとポイ… 動物愛護団体が告発!
――酷い話ですね。
ヤブキ 一方、緊急事態宣言中に営業していたペットショップでは、需要の高まりから1頭あたりの価格が通常の販売代金よりも、10~20万円値上がりし、従業員の求人も急増し、積極的に募集されていました。しかし、気軽に飼って、購入してから2日後に捨てるような飼い主もいたようです。
我々LIAも里親募集をしておりまして、コロナ禍では何十件もの問い合わせがありましたが、気軽に命を預かって欲しくないので、私は「緊急事態宣言が明けるまで、少し時間を取ってじっくり考えてください。それでも、まだ飼いたい場合は改めてご連絡ください」と伝えていました。しかし、緊急事態宣言解除後に改めて連絡をもらったのは、たった1人でした。
――ステイホームで多くの動物カフェも経営難に陥っているようですね。
ヤブキ はい、コロナ前にブームが起きて激増した動物カフェですが、今ではコロナ禍による外出自粛制限で客足が遠のき、経営難に陥っています。
そもそも「捨て猫などを保護して、里親を募集する」「行き場を失った動物たちの命を未来へと繋ぐ」目的で営業している動物カフェではなく、単に人が「動物と触れ合いたい」という一方的な欲求を満たすためのビジネスとしての動物カフェなど、その在り方自体に、非常に大きな問題があると思います。
これは、どうぶつ園や水族館も同じですが、そもそも動物たちは人間を癒したり、人間に利用されるために存在しているのではありません。人間が勝手に動物たちをビジネスに利用し、ホスト化したり、見世物にしているだけです。人間のこうした傲慢な考え方は、今回のコロナ禍も含めて繰り返し起きる災害時には即、どうぶつ達の命の危機につながります。
海外の動物園では「飼育が困難になった動物を殺して、肉食動物の餌にしている」という情報も流れました。人類自体が危機的状況に追い込まれれば、まず最初に殺されるのは人間の管理下に置かれている動物達であることは間違いありません。このような事が無いようにするには「動物を飼育しない」という決断や「身勝手に支配しない」という、本来であれば当たり前の事を実践していかなければなりません。コロナ禍でよく言われる「新しい生活」というのは、そういった時期に入ってきていることも意味していると思います。
――経営難の動物カフェで、動物たちはどう扱われているのでしょうか?
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「ペットたちのコロナ禍」“無残に遺棄”の実態に怒りがこみ上げる! 売れないとポイ… 動物愛護団体が告発!のページです。ペット、猫、犬、NGO、動物虐待、動物愛護法、保健所、ペットショップ、ヤブキレン、緊急事態宣言、コロナ禍、動物カフェなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで