英王室がペットとして飼った人間「野生児ピーター」とは!? 四足歩行で顔面異常、ウィリアム王子の次男の部屋で…

 英国人は無類の幽霊好きで、幽霊のいる物件は通常より高値で取引され、自分の家に幽霊が出ることは自慢になるという。そのため、英国内には多数の「幽霊屋敷」が存在するのだが、その中には英王室に縁のある建物も少なくない。ウィリアム王子一家をはじめとする王室のメンバーが居住しているケンジントン宮殿もその一つで、ウィリアム王子の次男・ルイ王子の部屋には、かつて王室の「ペット」だった野生児の幽霊が出るという。英「Daily Star」(2月17日付)が報じた。

Kensington Palace ‘haunted by deformed ghost that lives in Prince Louis’ room’ (Daily Star)

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ケンジントン宮殿。画像は「Getty Images」より引用


 英ロンドンのケンジントン宮殿は17世紀に建設され、英王室の人々に長く愛されてきたが、それゆえに様々なスキャンダルや悲劇の現場となった場所でもある。この宮殿で亡くなった国王、不義の子を極秘裏に出産して精神を病んだとされる王女、夫との不仲で娘と引き離された悲劇の王妃など、高貴な幽霊が多数目撃されている。

 そして今、ケンジントン宮殿の中で最も注目されているのは、2018年に生まれたルイ王子の子供部屋である。この部屋には、18世紀に時の国王ジョージ1世によってドイツから連れてこられた「野生児ピーター(Peter the Wild Boy)」の幽霊が出るというのである。

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Pitt-Hopkins syndrome症例/semanticscholarより

 記録によると、ピーターはおよそ12歳の頃、1725年にドイツ・ハノーバー北部の森で発見された。発見当時、彼はほぼ全裸の状態で、四足歩行で森の中を獣のように歩き回り、うなるばかりで言葉を話すこともできなかった。ピーターには知的障害と顔面の形態異常がみられ、彼をもてあました親に捨てられて以来、森で1年程度を過ごしていたものと考えられている。後世の調査では、ピーターは「ピット−ホプキンス症候群」という稀な遺伝病であったと推定されている。

 ジョージ1世はこの「野生児」に興味をもち、イギリスへと連れてこさせた。ピーターは正装をしてディナーのテーブルに着いたが、マナーを理解できず大騒ぎになったという。1726年には森に逃げ出す騒動を起こしたが、ジョージ1世の息子で当時の王太子(のちのジョージ2世)の妃キャロライン・オブ・アーンズバックがピーターを保護、「王室のペット」として別荘に暮らすことが許された。

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