ビンラディンはポルノに暗号を隠してテロを指示!? 米軍が押収した「ビンラディンのハードディスク」の謎
法心理学者でCIAコンサルタントのリード・メロイ氏は「このテーマに関する決定的な答えはまだ出ていませんが、このポルノの発見がビンラディンの包括的な偽善を物語っていることは間違いありません。これは『Bin laden’s Hard Drive』の主要なポイントになります。あらゆる場面で、殺人者のハードドライブにあるビデオ、メディア映像、通信は、彼の二面性を強調しています」との見解を示している。
たとえば、ビンラディンの謙虚さについては、専門家や元同志から多くの話があり、ビンラディンはソフトな口調で話し、家族を愛する一方で、信者や同胞の傲慢さを非難したとされる信心深いイスラム教徒であったという。ビンラディンは“謙虚な人”であると同時に“怒り狂ったナルシシスト”でもあったというのだ。
スピーチのビデオ収録においては完璧性を追求して何度もテイクを重ね、ヒゲを染めて自分をより若々しく見せていたことも判明している。
記事の中で筆者のニック・シェーファー氏は、ビンラディンのハードディスクの中身を検証してもあまり意味はないことを指摘している。結局のところ、ビンラディンの内面の二面性と複雑性を代弁するものであり、コンテンツそのものは重要ではないということだ。ノンフィクションの手法でビンラディンに迫る取り組みには限界があるという。
考えてもみれば、9.11同時多発テロの首謀者としてアメリカから“指名手配”を受けてから殺害されるまで、ずっとビンラディンは隠遁生活を送ってきたのだ。まさに“ステイホーム”を先取りしてきたといえるわけで、映像コンテンツの消費量が増えている今日の我々のように、ビンラディンもまたその隠遁生活でさまざまな映像コンテンツを欲していたといえるのかもしれない。ともあれ“ビンラディンのハードディスク”について、今後も何らかの動きがあるのかどうか注目していきたい。
参考:「The Sun」、「The Daily Beast」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ビンラディンはポルノに暗号を隠してテロを指示!? 米軍が押収した「ビンラディンのハードディスク」の謎のページです。仲田しんじ、ポルノ、暗号、通信、ウサマ・ビンラディン、911同時多発テロ、ハードディスクなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで