5Gではない、6Gの陰謀が始まっている！ ファーウェイ締め出しの裏側と覇権争い…日本は電子立国になれない!?

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　これまで日本は携帯電話事業ではイニシアチブをとれておらず、他国の技術を導入してやってきたが、もし技術で優位な立てるのなら、あとはシェアを広げるだけで経済的にも軍事的にも一気に挽回が可能なわけだ。

「実はいま中国が一帯一路で世界にインフラ事業を広げているのも、世界の携帯電話の普及率が47％程度しかないことでシェア獲得の布石をしているんです。先進国では飽和状態でも、後進国ではまだ基地局が不足しており、伸びしろがあるので、中国はエリア獲得に躍起です。日本が再び電子立国として中国に勝つには何としても中国メーカーを排除させながらエリア獲得が必要です」

　アメリカでは一部の専門家が「中国の情報通信機器にシェアを取られたら、アメリカがいま行なっている情報収集に壁ができてしまう。すでにサイバー報戦争は始まっている」とも言っている。米中対立はこれまでの世界の火種となった資源や領土争いとは違った、IT覇権争いだとすれば、ファーウェイ排除の動向が大きなカギを握るのかもしれない。

文＝片岡亮

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