25年間小屋に閉じ込められた美女ブランシュ・モニエの悲惨な人生! 糞便、腐敗、大量ゴキブリに囲まれ「糞便愛好症」を発症し…
匿名である上、にわかに信じがたい話であったが、警察はこれを真剣に受け止め、モニエ邸に向かった。事前に電話した際には誰も出なかったそうだが、屋内に人の気配があったため、警察官は強引に屋内に入ったという。中には母ルイーズが落ち着いた様子でリビングルームに座っていたが、警察官とは口を聞こうとしなかった。家中を捜索しても手紙にあったような人物は見つからなかったが、屋根裏部屋が残されていることに1人の警察官が気づいたという。
その時のことを当時の巡査はこう振り返っている。
「私たちはすぐに開口部の窓を開けるよう命令しましたが、これが大変でした。入り口にかけられた古くて暗いカーテンからは、シャワーのように大量の埃が落ち、シャッターを開けるには蝶番から取り外さなければならなかったのです」
屋根裏部屋にはしばらく誰も立ち入っていないことが察せられるが、そこには恐怖のホラーショーが待ち構えていた。まず警察官たちを襲ったのは、腐った肉や人間の糞尿が混じった強烈な腐敗臭だった。そこは人間の排泄物、腐った食べ物、ゴミ、無数のゴキブリがごちゃ混ぜになったような状態だったという。
そして、警察官たちが部屋の奥に視線を送ると、腐った藁のマットレスの上に、痩せて衰弱した女性が横たわっているのが見えた。彼らは最初、この人物が死んでいると思ったが、近づいてみてみると、彼女は震え、息を呑み、悪夢から出てきた悪鬼のように彼らに振り向くと、すぐさま汚い毛布の下に隠れたという。この人物は、かつてその美貌で社交界を魅了したブランシュ・モニエ、その人だったのである。
ブランシュを発見した警察官はその時の様子をこう語っている。
「その不幸な女性は腐った藁のマットレスに全裸で横たわっていました。その周りには排泄物、肉、野菜、魚、腐ったパンが積み重なり分厚い皮のようになっていました。カキの殻やマットレスの上を走り回る虫もみました。部屋から発せられる臭いは腐敗臭に満ちており、息もできないほどで、それ以上捜索を続行することは不可能でした」
この時、ブランシュは50歳、体重はわずか25kgほどになっていたという。すぐに母ルイーズと弟のマルセルは逮捕され、恐ろしい話が明るみに出た。25年前、ルイーズはブランシュが婚約者と別れることに全力を挙げたが、全て失敗し、最終的に屋根裏部屋に娘を閉じ込めるという極端な方法をとったという。監禁中、ブランシュには食べ物の切れ端だけが与えられ、一歩も外に出さなかったそうだ。
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2024.10.02 20:00心霊25年間小屋に閉じ込められた美女ブランシュ・モニエの悲惨な人生! 糞便、腐敗、大量ゴキブリに囲まれ「糞便愛好症」を発症し…のページです。フランス、監禁、ブランシュ・モニエなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで