Qアノン信者の超ヤバい属性が判明! アドレノクロムやペドの陰謀… 伝道者は「社会に不満を持つナショナリストの男」ではなかった!
■Qアノン信者には中高年女性が多い?
また、2017年と2019年の調査結果でも、女性がQアノンに端を発した陰謀論を共有しているケースは非常に多かったという。これは今までの「Qアノン信者」のイメージを覆す結果である。従来の「Qアノン信者」のイメージとは、社会に不満を持つ右派ナショナリストの男性だったからだ。
これらの女性Qアノン信者の多くは「セレブや政治家は子どもの血液から作られた薬(アドレノクロム)を服用している」、「子どもを性的に虐待するグローバルネットワークが存在する」などのミームを拡散している。
■なぜ中高年女性は、Qアノンに「はまって」しまうのだろうか
ネットに拡散するQアノン信者が誰なのか、簡単に特定することはできない。しかし集会の様子や専門家の調査から見えてくるのは、Qアノン信者は際立って女性、それも中高年齢層の女性の割合が高いということだ。
陰謀論研究者のトラビス・ビュー氏は、女性は初期の頃から常にQアノンの一部だったと説明する。特に「セーブ・ザ・チルドレン」という形をとるQアノンの「ソフトな表面」によって、より多くの女性を取り込みやすくなっていると述べている。
またロンドンの国際ラジカル化研究センターの研究員であるブライス・クロフォード氏は、Qアノンは「虐げられる子どもたち」に関連する画像や動画のグラフィックに重点を置いているが、それも女性の関心度を高めている理由の1つだろうと述べる。これらのショッキングな画像や動画は、特に女性の心を揺さぶった可能性がある、という。
メディアで報道されるQアノンの集会を見ると、Qアノン信者は従来通りの「ナショナリスト」集団に見える。しかし、目に触れるQアノン信者は氷山の一角で、その下にはQアノンの影響力を下支えする、何千人もの信者がいる可能性があるのだ。
「セーブ・ザ・チルドレン」、「動物虐待反対」、どれもが素晴らしく、支援したくなる活動だ。しかし聞こえのいいスローガンにつられてドアを開けると、そこにはQアノンが網をはって待ち受けているかもしれない。ありきたりのことではあるが、ネット界では自分が誰と関わっているのかが見えないだけに、くれぐれも慎重になりたいものだ。
参考:「The Conversation」、ほか
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