クオモNY州知事の“ヒステリック言動”が急加速、全米メディアがドン引きの異常事態! ブチ切れ、マウント、強弁… 何があったのか?
新型コロナウイルスについてテレビカメラの前で語った一連の感動的スピーチが称賛され、世界の優れたテレビ番組を表彰する国際エミー賞・功労賞が授与されたニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事だが、その人格を疑問視する声も上がっているようだ。先日の記者会見でクオモ知事が記者会見で“マウント”を取ったとしてSNSで“炎上”している。
■質問に答えず激高するクオモ知事
新型コロナウイルス感染の再拡大に悩まされるアメリカだが、残念ながらニューヨーク市では11月19日から公立学校を再び閉鎖して授業をオンラインで行うことが決められた。
この措置がとられる直前の18日、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は記者会見の席上で、どういうわけなのか学校閉鎖について質問した新聞記者に食ってかかり「それは法律が決めることだ」と意固地になって長口上を垂れたのである。
記者会見で「Wall Street Journal」のジミー・ビルカインド記者がクオモ知事にニューヨーク市の学校が明日から閉鎖されることについてどう思うのか質問したところ、突然顔色を曇らせ、「あなたは何について話しているのですが?」と逆に質問するかと思えば、持説をとうとうと語った揚げ句に「あなたは混乱している!」と記者を非難したのである。
「私は混乱してますが、両親までもが混乱しています」(ビルカインド記者)
とクオモ知事の意外過ぎるリアクションに“混乱”せざるを得ないとビルカインド記者。
「いいえ、彼ら(親たち)は混乱していません。あなた(だけ)が混乱しています。法律を読んでください。混乱することはありません」(クオモ知事)
禅問答のようなやり取りで記者を言い負かそうとするクオモ知事だったが、それには無理があると言わざるを得ない。この記者会見中にもニューヨーク市のデブラシオ市長が明日からの公立学校の全面閉鎖を発表していたのである。
現場にいた別の記者もビルカインド記者を支持し、ニューヨーク市の学校閉鎖が発表されたことを前提に、知事としてそれについてどう思うか、場合によっては市に撤回させるのかと問うとクオモ知事は「学校は州法によって開校している」とまた論点のはぐらかし、強弁、すり替えをするのであった。その様子はヒステリックといっても過言ではないほどだ。つまるところは、聞かれたくない質問であり語りたくない話だったということのようだ。そこをピンポイントで記者に突かれてカチンときたのだろう。
最終的には学校閉鎖について否定はしなくなったクオモ知事だったが、この激高ぶりはいったいどこからくるものなのか。
実は10月22日にクオモ知事はニューヨーク市で最も厳しい都市封鎖が行われているブルックリンとクイーンズの規制を徐々に緩和し、当該地区の学校を再開させることをアナウンスしていたのだ。
しかしその声明後、感染は再び急拡大しそれどころではなくなってしまった。一度は口にしたことを撤回せざるを得なくなったクオモ知事にとって、学校閉鎖の話はもはや自分の口から語りたくない案件だったのだろう。
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