世界を震撼させた「16の人格を持つ女」40年後の衝撃的真実が発覚! 関係者全員が闇に呑まれ… 衝撃のドス黒展開!
『シビル』が社会現象となったのも時代が求めていたからかもしれない。『シビル』出版後の数年間、多重人格障害(MPD)の診断が、特に女性の間で急増したそうだ。
だからこそ、2011年に発刊されたデビー・ネイサンの検証本『Sybil Exposed(シビルの暴露)』は急転直下だった。なんと、すべてが捏造と告発している。シャーリーは抑圧された環境で情緒不安定になった元祖“かまってちゃん”で、ウィルバー博士は倫理観が欠如した野心家の医学者、ジャーナリストのシュライバーも功名心による所業と切り捨てる。つまり、シビルは3人の女性たちの利害が一致した賜物だったのだ。
だが、暴露本を読んだ人の中には、彼女らに対して同情を寄せる声もある。今とは比較にならないくらい女性の社会進出にハードルが高かった時代に、女性ホワイトカラーとして成功したいという焦りから誘惑に負けてしまったとしたら無理からぬことだと。
現在、シャーリーと博士は鬼籍に入り、シュライバーも『シビル』以後は世に出ることはなくなった。振り返ってみれば、シビル世代にもてはやされた多重人格こそ、不安定な女性の社会的地位を反映した徒花だったといえないだろうか。
参考:「Daily Star」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊世界を震撼させた「16の人格を持つ女」40年後の衝撃的真実が発覚! 関係者全員が闇に呑まれ… 衝撃のドス黒展開!のページです。医師、佐藤Kay、ジャーナリスト、ジェンダー、解離性同一性障害、PTSD、多重人格、精神科、ウーマンリブ、女性解放などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで