ギリシャの都市カラマタが「5Gの開発」を停止していた! 健康被害・不妊のリスクで

画像は「Great Game India」より


 次世代通信規格5G対応のスマートホンが各社から続々と発売されつつある。まだ5Gが利用できる地域は多くないが、列島が5G通信網に埋め尽くされるのも時間の問題だろう。しかし、海外では5Gの健康への被害を懸念して、その利用を控える動きもある。

 2019年12月、ギリシア共和国カラマタ市の議会で、5G通信網が地域住民に不妊症を引き起こす恐れがあるとして、その利用を停止することを決定したという。これにより年度末で5G通信網の契約が終了するとのことだ。

 同市職員は、5Gアンテナから発せられる電磁波は安全基準よりもはるかに低いことを示す観測データを提供していたが、議員らはこれを考慮しなかったそうだ。

 地元住民らの間では自分たちが5G通信網の「実験動物」にさせられており、その健康への影響、特に不妊を引き起こすという懸念が広がっており、それを反映する形の決定となった。

 トカナでも度々報じてきたように、5Gの人体への影響を危惧する専門家も多い。特に5Gに利用されるミリ波はこれまでの通信規格とは違う周波数であるため、その影響は看過できない。実際にCIA(米中央情報局)がまとめたロシアのミリ波研究論文の報告書によると、「実施された研究は、生物への高い生理活性(化学物質が生体の特定の生理的調節機能に対して作用する性質)、そしてミリ波周波数の生物への悪影響を示している」(報告書)という。

画像は「Great Game India」より


 5Gはミリ波を使用し、どこにいても一定の周波数を発するべく設定されている。そのため、5G技術は人体がミリ波に持続的に曝露することを意味し、「生物学的損傷は避けられない」と言われているのだ。

 世界中の科学者が懸念し、CIAまでもその危険性を熟知していながら、世界各国が5Gの安全性を声高に主張しているのは不気味とさえ言えるだろう。5G技術で世界的にリードしているのが中国というのもまた気になるところだろう。

 5Gの健康への懸念が払拭される日は来るのだろうか? それとも不都合な真実は握りつぶされていくのだろうか? 今後も目が離せない。

参考:「Great Game India」、ほか

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