日本の恐ろしい予言書「をのこ草子」の未来予言が的中! コロナ、戦争、貧困…解決するのは20XX年!

『をのこ草子』という予言書がある。成立年代にはふたつの説があって江戸中期に書かれたという説と、昭和初期に江戸時代の書物を装って書かれた偽書であるという説だ。仮に後者の立場をとってみたところで、そこには不思議に合致する未来予言が書かれている。

今より250年を経て、世の様変わり果てなむ」というのは江戸中期から数えてちょうど昭和初期の時期を指す。そこに「切支丹の法いよいよ盛んになりて、空を飛ぶ人も現はれ、地をくぐる人も出るべし」とあるのは、日本でもキリスト教の布教が進み、飛行機や地下鉄が出現するという記述だ。

 これについては、昭和初期に書かれた偽書説の立場をとれば「さもありなん」という記述である。しかし、そこから先の未来の予言が不気味に合致しているところが恐ろしい。

画像は「Getty Images」より引用

 この先、時局はつぎつぎと悪化し、やがて戦争が起きて日本は敗北すると書かれている。「かくていよいよ衰えぬるそのはてに、地水火風空の大いなる災い起こりて、世の人十が五まで亡び異国の軍さへ攻め来るべし」というのは昭和初期から見たとしても東京の未来を記した箇所であり、まさに太平洋戦争の終結はその通りとなった。

 戦争終盤に東南海地震、三河地震、南海地震と立て続けに大地震が起き、大空襲により東京は焼け野原となり人口の半分は焼失し、枕崎台風は終戦直後の日本列島を蹂躙した。大混乱の中で日本は進駐軍によって占領された。これが1945年についての予言であるとすれば、非常に正確に的中している。

 そして本当に恐ろしいのは、それに続く予言である。

世の人狂い苦しむこと百年に及ぶべし」、つまり戦後世界はそこから百年の苦しみを経験する。日本だけを見れば表面上復興し、幸せな世界に戻ったように見えるけれども、そこから神国日本はニューワールドオーダー(新世界秩序)の支配下に入り、狂気と偽りの平和の時代を経験するのだと予言されている。

 現実には日本はいまだにアメリカの属国である。そして日本を永遠の被占領国と捉えて世界の観点から戦後史を眺めれば、アメリカの業(ごう)とも言える狂った戦争の時代は今日までの戦後75年間、いまだ止むことはない。冷戦やベトナム戦争に代表される大国の代理戦争、共産圏の崩壊の後にはテロとの戦争やイスラムとの戦争が続く。

 日本はそれらの戦争にアメリカに次ぐ規模の巨額資金を提供し続け、本当の意味で国民が富むことも自由に国を統治することもできていない。これが影の戦後史と呼ばれる属国日本の歴史だ。

 そして救済がやってくる。『をのこ草子』によればこのアメリカによる狂った世界支配が2045年に終わると予言されている。

この時神のごとき大王いでまい、人民悔い改めてこれに従ひ世の中再び正しきに帰りなむ」というのが最終的に日本が救済される日についての予言であり、それは前の戦争の終戦から百年後、つまり西暦2045年だと明示されているのだ。

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