環境少女グレタ・トゥンベリがまたしゃしゃり出てきた! 今度は火星移住計画&宇宙開発の敵に変貌

グレタ・トゥンベリ。画像は「Daily Mail」より

 環境少女グレタ・トゥンベリがまたしゃしゃり出てきた。英紙「Daily Mail」(2月17日付)によると、グレタは人類の火星移住を風刺する“観光広告”映像を公開したという。

 「1%」と題された同映像は、素晴らしい風景を持つ「手つかずの土地」である火星は、気候変動のストレスに耐えることなく、新しい生活を送りたいと願う人々を待ち受けている、と揶揄。グレタによると「純粋なナンセンスを強調したかった」という。

「政府が出資する宇宙開発計画と世界の超富裕層1パーセントは火星に熱中している(NASAの火星探査車Perseverance roverだけでも開発、打ち上げ、運用、分析に27億ドルの費用がかかっている)が、ほとんどの人間が火星を訪れたり、住んだりする機会を得ることはない」(グレタ)

画像は「Daily Mail」より

 1%の人々が地球から脱出するために巨額が投資され、残りの99%は地球に残され、気候変動の脅威に晒され続ける。これがナンセンスだとグレタは言いたいわけだ。確かにPerseverance roverの調査目標の1つに「2030年代に予定している火星有人探査に向けた技術実証」があるが、主たる目的は火星の生命の痕跡を発見することにある。グレタは純粋な科学的探求も気候変動に関係なければ批判したいのだろうか?

 宇宙開発に限らず科学の発展には莫大な費用がかかる。たとえば日本が誇る素粒子観測施設「スーパーカミオカンデ」の後継施設である「ハイパーカミオカンデ」の建設には800億円の予算が見込まれているが、いくらニュートリノを研究したって気候変動の対策にはならない。また科学の基礎研究は金がかかるが、気候変動どころか人類の生活向上に直接役立つようなことはほとんどしれくれない。

 また、Perseverance roverを非難するということは、火星研究全般に関わる人々を非難しているに等しい。こうした研究者に給料を出し、学生らを教育することも全てナンセンスな無駄だとグレタは言うのだろうか?

画像は「Daily Mail」より

 グレタにとって気候変動こそ一大事であることは分かる。確かに気候変動なるものが実態としてあるならば、それは大きな問題だ。ただ、彼女の押し付けがましさは目に余る。気候変動は事実であり、火急の課題であること信じ、その阻止に全力を挙げるグレタを含む人々にのみ真理があり、その他はナンセンスだという彼女の価値基準はカルト宗教的な威圧感をまとっている。

 ところで、グレタが世界最大の二酸化炭素排出国である中国を非難しない(令和瓦版2020年6月8日付)のは、まことに奇怪である。

参考:「Daily Mail」、ほか

編集部

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