村田らむが三重県伊賀市を「ニンニン忍者尽くし」のぶらり旅! 1人で行っても超楽しい…絶ッ対に行きたくなるルポ
大人800円の入場料を払って、施設内に入る。いきなりカラクリ屋敷が登場した。建物の入り口には巻物をくわえて印を結んでいる忍者と、巨大なネズミ忍者が展示されていた。ずいぶんオールドスタイルの忍者である。
このカラクリ屋敷は1964年に高山にあった民家を移築し、カラクリ屋敷として開設したそうだ。
実はこの施設には小学校低学年のときに両親と来たことがあった。屋敷内にはものすごいカラクリがあってワクワクドキドキした記憶があった。実際入ってみると……
「祭壇の下が外への抜け道になっている。」
「床に日本刀を隠す隠し穴がある。」
「押し入れから外を覗く穴がある。」
「軒先に秘密の隠し倉庫がある。」
と確かに、カラクリはあったのだけど、正直
「あれ? こんなもんだっけ?」
と思ってしまった。思い出補正が強すぎたのかもしれないし、今回は案内係がいなかったのも原因かもしれない。
脳内の忍者屋敷像が崩れて、ややショボンとしながら順路を進んでいく。
カラクリ屋敷から薄暗い階段を降りると博物館へ続いていた。水の上を歩く水蜘蛛、石垣を登るための縄梯子、関所を越えるための隠し武器仕込み杖などが所狭しと展示してある。手裏剣やマキビシをはじめ、様々な道具が展示してある。そして技も描いてある。
「敵の頭部をねらって放った。刃にトリカブトの毒汁を塗るのが定法」と書いてあった。さすが忍者、非常である。で、寝っ転がりながら投げる『寝打ち』という技が描かれていた。どういうシチュエーションで必要になるのか、全くわからない。
博物館を出たところに『忍者資料館』という施設もあった。忍者の活動や信仰していた宗教などについてより詳しい解説があった。小学生向けの解説もあったのだが、だが、たまたまいた小学生の子供たちは、
「うぇーい!!」
と叫びながら、すっ飛ばしていた。
まあ小学生はそんなもんである。僕も多分、小学生当時は読まなかったであろう解説を読んでから外に出た。
別料金で、忍者アクションクラブ阿修羅による「伊賀流忍術実演ショー」も開催されているが、その日は休演日だった。
伊賀のホテルで宿泊した。
ホテルのロビーでも忍者っぽいセットの前で写真が取れるようになっていた。
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2024.10.02 20:00心霊村田らむが三重県伊賀市を「ニンニン忍者尽くし」のぶらり旅! 1人で行っても超楽しい…絶ッ対に行きたくなるルポのページです。忍者、伊賀、甲賀、伊賀流忍者博物館、甲賀の里忍術村などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで